


もともと恋愛映画が好きなので、『ブルーバレンタイン』というタイトルから、恋愛ものなのかな?と興味を持っていたんです。実際に観てみて、自分と重なる部分があったので、誰でも共感できるテーマなんだなと。ただ、私はまだ独身なので、この映画のシンディとディーンを見ながら、やっぱり結婚には我慢と忍耐が大切なのかなと思ったりしました。
我慢と忍耐、大事です(笑)。私は主人と付き合って6年、結婚して2年が経ちますが、よく喧嘩をする夫婦なので、シンディの気持ちはものすごく良く分かります。ディーンのことを、家族を大事にしているけれど、ちょっとだらしないと感じていたり、話したくないところまで気持ちが離れてしまう瞬間があったり…。外国の話、映画の話ではあるけれど、何となく自分の経験とも重ねられるような感じがあって、すごくリアルでした。


私は、2回目の鑑賞なんです。1回目は、男友だちに勧められて劇場へ観に行ったんです。その彼は、普段、映画を勧めるような人ではなかったので、これは何かよっぽど伝えたいことがあるのかな? と思って観に行ったんですよね(笑)。でも、実は1度目は消化不良だったんです。それが、今回の2度目の鑑賞では、すごく冷静に観ることができて、ディーンとシンディのどちらの言っていることも考えていることも分かるなと。
うちはあまり喧嘩をしないタイプの夫婦なので、シンディとディーン、どっちの気持ちも分かるような分からないような感覚でした。シンディの気持ちも分からなくもないけど、何でそういう態度をとっちゃうのかなって思うところもあったり…。
私はシンディ側の目線で観ていたんですが、昔と変わらずシンディのことを愛しているディーンが抱いているもどかしさは共感できましたね。
結婚前、ディーンが引越し先のおじいさんの部屋のレイアウトを自らやっている姿、そういう優しさにグッときました!
若い頃のディーン、いいですよね。私はもともとディーン役の俳優のライアン・ゴズリングがけっこう好きなんです。でも、若い頃は小綺麗で素敵な雰囲気だったのに、結婚後、年を重ねた彼の容貌をみると、シンディの気持ちに変化が出てしまったのはちょっと分かるなって(苦笑)。もちろん、シンディの気持ちが離れていったのは見た目だけじゃないと思いますけど…。

別れる前にディーンがシンディに「どうすれば良かったのか?」って問いかけますよね。そういう話合いはきっと今までに何回もしてきたことだと思うんです。だから、シンディにしてみたら「言ったってわからないでしょ?」っていう。そういう気持ちもあったんじゃないかなと。
シンディがディーンを受け入れるには、最後まであきらめないで、本音を伝えることが必要だったんじゃないかなと思うんです。私自身も2人のような恋愛を経験したことがあるので、やっぱり話し合うことは大事だなと改めて感じました。
求めすぎないのも大切。シンディがディーンに「いろんな才能があるんだから、もっと色々やればいいのに」的なことを言うシーンから感じたのは、シンディは若いときの素敵だった彼のことを心のどこかで求めている、もっと出来る人、才能を秘めている人だと思っているんだなと。だから、ちゃんと働いているし子煩悩だけれど、結婚してダルッとしているディーンに幻滅しちゃったんですよね、きっと。


難しいですよね…。男と女、彼氏彼女、夫と妻、お互いに求めているものはそれぞれなので、やっぱり不満を溜め込まないようにするのが大切なのかなって。嫌だと思ったことはその場で言うとか。シンディみたいに、相手にこうあってほしいと望むだけじゃなく、「まぁ、いっか…!」と、広い心で接しないと、恋人同士でも夫婦でも続かないと思う。
以前は、結婚相手に求めるものは“優しい人”だったんですが、最近は優しさだけではやっていけない気がすると思っていて。実際、ディーンはものすごく優しいじゃないですか。でも、それだけじゃダメだったわけで…。なので、今は“信頼感のある人”とか“頼りがいのある人”。シンディとディーンを見ていてそう思いました。
2人の関係はダメになっちゃうの!? って思いつつも、小さい娘のフランキーはパパが大好きで、ディーンも娘のことが大好きなので、まだ家族が繋がるきっかけは残されているんじゃないかなって思います。
このまま離婚に進むのかな…と思ったんですけど、指輪を探すシーンを思い出すと、希望を持てるような気もして…。たとえ別れてしまったとしても、最後は話合いをして、いい関係で終わってほしいですね。


私は2人があのまま成長しないなら、一緒にいても同じことの繰り返しだと思うんです。ディーンは彼なりに一生懸命にシンディを理解しようとしているので、シンディ自身が変わろうとしないかぎりダメなんじゃないかなと。でも、いろいろ考えさせられた深い映画なので、勧めてくれた友人ともう一度、3回目になりますが(笑)、観てみたいですね。特典映像を観ながらだと、もっと意見が弾むと思いますし!
特典映像、面白そうですよね。さっき少し話をきいたんですけど、シンディがディーンを拒絶してホテルから出てしまうシーンは、実際に2日間ホテルで撮影して、もうここに居たくないって思うほど追い詰めたときのカットが使われているらしくて。本当に嫌だったんだって、リアルな演技だったんだなと(笑)。そういう裏話もDVDならではかなと。
そうですよね。あと、やっぱり女友だちと一緒に観たら今日みたいな話で盛り上がることができる、女子会にぴったりの映画でした。友だち以外でも…恋人や夫婦で観たら、夫婦って複雑なんだね? って気持ちを整理するきっかけになるかもしれないですよね。
私も、もう一度観てみたいと思っているんですけど、できれば彼氏と観るのは避けたいです(笑)。
(text:Rie Shintani)


ディーンとシンディ夫婦は娘のフランキーとの3人暮らし。長年の勉強の末、資格を取り看護師として働くシンディの傍ら、ディーンの仕事は朝からビールを飲みながらのペンキ塗り。夫にきちんとした仕事に就いてほしいシンディと、家族を過ごすことが一番だというディーンとの溝は深まるばかり。出会った頃の2人は若く夢があり、輝かしい日々を送っていたのに…。

STAFF:デレク・シアンフランス
CAST:ライアン・ゴズリング・ミシェル・ウィリアムズ
9月28日(水)DVD&Blu-rayリリース
【映像特典】
★未公開シーン集(計4シーン・約20分)
★カンヌ国際映画祭でのキャスト・スタッフQ&A
★監督、ライアン・ゴズリング、ミシェル・ウィリアムズ インタビュー
★Home Movies(ディーンたちのホームビデオ)“フランキーとユニコーン”“消防車”
★海外版劇場予告編
【音声特典】
デレク・シアンフランス監督&ジム・ヘルトン(編集)によるオーディオコメンタリー
【封入特典】
ポストカードセット5枚
【DVD】3,990円(税込)
【Bu-ray】5,040円(税込)
発売元:バップ
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