マスコミ界を揺るがした、衝撃的なニュース捏造事件。この実在の事件の一部始終を描いた本作で、ヘイデンは渦中のジャーナリスト、スティーブン・グラスを演じている。「THE NEW REPUBLIC」誌の売れっ子ジャーナリストとして誰からも好かれるグラス。しかし、彼のある記事に捏造の疑いがかけられ、これをきっかけにグラスの地位も精神も崩壊していく。この難しい役についてヘイデンは「実在する人物を演じるのは大きなチャレンジだった。実在していたからこそ、なるべく忠実に描こうと努力した」と語った。更に役作りのために、リサーチに多大の時間を費やし、ジャーナリストと話すだけではなく、新聞社のミーティングに実際に参加したそうだ。演技に関してはとても真面目な印象のヘイデンだが、休憩時間には共演者のピーター・サースガードとセットにあったチェスや卓球をしていた、という若者らしいエピソードも話してくれた。