『ポーラー・エクスプレス』ロバート・ゼメキス監督来日記者会見

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『ポーラー・エクスプレス』ロバート・ゼメキス監督、スティーヴ・スターキー
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今年の冬、アカデミー賞コンビのトム・ハンクスとロバート・ゼメキス監督が『フォレスト・ガンプ/一期一会』以来再びタッグを組んだ不朽のクリスマス物語「THE POLAR EXPRESS」(「急行北極号」)がスクリーンに登場する。「POLAR EXPRESS」は世界中のクリスマスの定番として広く親しまれている絵本。こころ温まるシンプルなストーリーと幻想的な挿絵がとても印象的な一冊である。映画『ポーラー・エクスプレス』は、最新技術を駆使し、絵本の中から飛び出したようなファンタスティックな世界をスクリーンで見事に再現している。映画のプロモーションのために来日したゼメキス監督と製作のスティーヴ・スターキーの会見では、未だ映画が完成していない中、その一端が初めて披露された。

まずゼメキス監督は「日本は新しい技術に対して大変関心が高いことから、米国に先駆けて今回は未完成映像をご覧いただきたいと思います」と挨拶した。そして一番早い観客となった我々は、オープニングとメイキングシーンのプレゼンテーションを静かに見守った。

本作で使われているのは「パフォーマンス・キャプチャー」と呼ばれ、役者の体中にセンサーをつけることによって、演技をCGに取り込むことを可能にした革新的な技術である。「いままでのアニメーションと決定的に違うのは、素晴らしい役者の演技、動きや表情の細部までがリアルに再現できるところだ。“動く油絵”を実現するためにこの技術の開発は不可欠だった」とゼメキス監督は語った。映像を観て驚いたのは、そのリアルさだけではなく、主役のトム・ハンクスが5つものキャラクターを演じていること。アニメーションだからこそ、それぞれの演技をすべて別のキャラクターとして映像化出来るのである。

セットもない中で様々なキャラクターを一人で演じる難しさは想像を絶するが、トム・ハンクス自身は「むしろ舞台に立って演技をしてるような感覚で自由に演技ができた」と、この撮影方法を楽しんでいたそうだ。

このアニメーション製作の方法については、監督の思いだけではなく、原作者のクリス・ヴァン・オールズバーグも条件として提示していたそうだ。そもそも映画を作るきっかけは「トム・ハンクスが10年も前に子どもに読み聞かせるために買った絵本」だったそう。そのストーリーと絵に魅せられたトム自身がゼメキス監督に映画化を申し込んだ。「トムの才能は完全に信頼していて、すぐに快諾したよ。ただひとつだけ条件として、伝統的なアニメーションは使わずCGで製作したいと提案したんだ」と、ゼメキス監督は映画化されるまでの経緯を語った。

最後に日本の子どもたちへのメッセージを、と聞かれた監督は「Believe in the magic」と本作の核を一言で表す言葉を残し、会見は終了した。1年の中で最もロマンチックなシーズンを、心温まるクリスマスストーリー『ポーラー・エクスプレス』で大切な人との時間を過ごしてみてはいかが?
《text:cinemacafe.net》
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