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『アレキサンダー』コリン・ファレル、オリバー・ストーン監督来日記者会見

20歳で王となり、10年で世界を征服。謎に包まれたアレキサンダー大王の一生を、あのオリバー・ストーンが映像化。主演に若手の演技派コリン・ファレルを迎え、アンジェリーナ・ジョリー、アンソニー・ホプキンスら共演陣も豪華に、総製作費200億円という大スケールで綴った歴史スペクタクル『アレキサンダー』。1月13日、来日を果たしたオリバー・ストーン監督とコリン・ファレルが記者会見に臨み、映画に注いだ熱い想いを披露してくれた。

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20歳で王となり、10年で世界を征服。謎に包まれたアレキサンダー大王の一生を、あのオリバー・ストーンが映像化。主演に若手の演技派コリン・ファレルを迎え、アンジェリーナ・ジョリー、アンソニー・ホプキンスら共演陣も豪華に、総製作費200億円という大スケールで綴った歴史スペクタクル『アレキサンダー』。1月13日、来日を果たしたオリバー・ストーン監督とコリン・ファレルが記者会見に臨み、映画に注いだ熱い想いを披露してくれた。

これまでも『JFK』や『ニクソン』など、実話を題材に歴史の謎に迫ってきたストーンだが、開口一番「今回はいつもとは全く違う映画になっていると思う」と挨拶。アレキサンダーの人生を題材にしたことについて、「私は少年のときからずっと彼に興味を持っていました。彼は英雄であり、非常に美しかったと聞いていますし、若くして死んでしまった征服者ということで、いわゆるヒーローの条件をすべて備えています。15年間ほどこの映画化を考えていましたが、色々な資料を調べているうちにますます“彼のことをもっと知りたい”という思いにかられました。彼は特別なビジョンを持っていて、単なる征服者でも、人々から搾取する悪人でもなかった。『トロイ』や『グラディエーター』というのは、想像の産物ですが、これはまさに真実。とても素晴らしくエキサイティングなテーマだと思いました」と、映画化にかけた熱意を力強く語った。

一方、アレキサンダー役を演じてみて一番難しかったのは、「真実味を持って演じるということ」とファレル。「この映画に描かれている彼の功績は真実に基づいた、実際に彼が行ったもの。でも、僕としては彼の内面、感情的な面、精神面を描き出すのに苦労したよ」。激しい戦闘シーンに挑むため、3ヶ月のトレーニングを行ったという彼。「肉体的なトレーニングだけでなく、様々な資料を読んですごく彼を身近に感じることができたんだ。僕の演じたアレキサンダーが実際の彼に近いかどうかはわからない。でも、彼のエネルギーが僕の中に入り込んで脈々と息づいているような気が今もしているよ」。さらに、「辛く大変な撮影だったけど、そこで学んだのは、人間の持っている情熱、真実、威厳、誇り、こういったものは重要なんだということ。どんなことがあっても他の人がその人から取り上げることはできないということを学んだよ」と続けた。アレキサンダーの魅力については「まさに勇気と好奇心で自分の運命を切り開いていった人物。そしてなんといっても素晴らしいのは、征服した国々の文化を抹殺するのではなく、積極的に取り入れていったこと。そういった意味で彼は根本的に人間を愛していたのだと思う。そこが、歴史上の人物の中で彼が特筆すべき存在である理由だと思う」と話した。

また、ほんの10ヶ月しか年の差のないアンジェリーナ・ジョリーと母子役を演じ、彼女の女優としての素晴らしさを実感したことや、共演した父親役のヴァル・キルマーと夜遅くまで飲み、転んで手首と足首を骨折した爆笑(?)エピソードも披露。この映画を誇りに思うものの、「このために脛毛を剃らなければならなかったけど、脛毛は剃らないほうがよかったな(笑)」と話し爆笑も誘った。

ひとつひとつの質問に、丁寧にそして熱心に答えていたストーンとファレル。そんな様子からも、二人がアレキサンダーに心底ほれ込んだということ、そして映画化にどれほどの情熱を傾けたかがひしひしと伝わってくる会見だった。『アレキサンダー』は2月5日から全国にて公開される。
《シネマカフェ編集部》

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