『そして、ひと粒のひかり』カタリーナ・サンディノ・モレノ来日インタビュー

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カタリーナ・サンディノ・モレノ。彼女の名前を初めて聞いた…という人もいるかもしれないが、それもそのはず、『そして、ひと粒のひかり』は800人以上の応募者の中から選ばれたカタリーナのデビュー作だ。しかし、彼女は並の新人女優ではない。昨年のベルリン国際映画祭では『モンスター』のシャーリーズ・セロンと共に主演女優賞を受賞し、去る2月のアカデミー賞では見事主演女優賞ノミネートという快挙を成し遂げた。デビュー作からその名を世界に届かせたカタリーナ。公開を控え来日した彼女の素顔に迫った。

「役に選ばれたと聞いた時、とても光栄に思ったと同時に、マリアのような“ミュール(運び屋)”には直接会ったことはなかったので、リアルに演じることが出来るかどうか不安でした」と、マリア役について語るカタリーナ。「役づくりのためには、実際2週間バラ農園で働きました。それは本当にきつい仕事で、マリアが生活から変化を求めるために、唯一の逃げ道としてミュールを選んだ気持ちを理解することができました。私はマリアという1人の女性だけではなく、世界中のマリアたち、17歳の少女たちを代表するような気持ちでこの役に挑戦しました」。

撮影当時は21歳。“17歳”のマリアの気持ちはよくわかったという。「17歳もそう遠くの話ではなかったので、いろいろな部分で共感できました。私も人生にはもっとあるんじゃないか、と期待を膨らませていたし、親ともよくケンカしていた。ボーイフレンドとだって、なかなか会えなかったりしてモメました(笑)。マリアと同じように、反抗心が芽生えていた時期でした」。

映画の中のマリア同様、カタリーナは現在コロンビアからニューヨークに移り住んでいる。「ニューヨークでお芝居やダンスを見ることが夢でした。実際移り住んでみて、期待していた以上のものがある街でした。様々なカルチャーがあふれ、世界中のグルメや人が集まっていて、本当に刺激的です」。お気に入りの場所は? 「セントラルパーク。ボゴタ(コロンビア、彼女の故郷)にはあのような美しい公園はありませんでした。わりと近くに住んでいるのですが、芝生でただ寝転がっていたり、水着で日焼けしている人がいたり面白いです(笑)」。

「全てのシーンに何かしらもエピソードがあります。最も大変だったのは、麻薬の粒を飲み込むシーン。現場でその粒が作られるところを初めて目にし、実際飲み込むという行為は衝撃的で、精神的にも恐怖を感じました。また前半に壁を登るシーンがありますが、これは体力的につらいシーンでした。自分をチャレンジさせていかなければという気持ちになりました」。

すでに世界中の映画賞がカタリーナの演技力を証明しているが、彼女の体をはったリアルな演技、つくりものではない美しさはぜひスクリーンで確かめてほしい。
《text:cinemacafe.net》
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