今年下半期は、イギリス映画に注目!! vol.1 サリー・ポッター監督の新作に注目!!

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いよいよ8月、夏真っ盛り。お休みの予定はお決まりですか? 私は、近々、英国へ行く予定なので、なんとなく気分はグレート・ブリテン! そこで、今月はイギリスに関連した映画の話題をお届けします。

それにしても、最近どことなく勢いがない英国映画。社会派の巨匠ケン・ローチの『やさしくキスをして』や、ドイツの若手実力派俳優ダニエル・ブリュールが英国のベテラン女優マギー・スミス&ジュディ・デンチと共演した『ラヴェンダーの咲く庭で』、ブリティッシュ地下鉄ホラー『0:34 レイジ34フン』など、話題作もあったけれど、それ以外はあまりぱっとしない。一時は、ダニー・ボイルだ、ガイ・リッチー(最近では、妻マドンナがらみの話題ばかり)だ、と俊英たちが現れて、ブームにまでなったけれど、彼らの活動も当時に比べれば、今はかなり静かに。ダニー・ボイルの新作『ミリオンズ』が、やっと秋に観られそうではあるけれど。

この秋からは、少しずつ英国関連の作品が登場するようで、ちょっと安心なのだけど、中でも気になっているのは10月に日本公開となる、イギリスの女性監督サリー・ポッターの最新作『愛をつづる詩』。ポッターは、独特の世界観を持った映像作家として一目置かれる女性だけれど、彼女の作品というだけでなく、ジョアン・アレン主演というのも気になるところ。典型的美人というわけではないけれど、『アイス・ストーム』『カラー・オブ・ハート』『きみに読む物語』『ボーン・スプレマシー』で、印象的な女性像を体現してきた人。強さと儚さ、優しさと冷たさを同時に感じさせる、アンビバレントな魅力の持ち主。私の一番のお気に入りは、副大統領候補となった政治家を演じた『ザ・コンテンダー』。気品があり、地位があり、能力もある女性が、政治の権力争いの末、スキャンダルに巻き込まれるというサスペンスタッチの作品は、オスカーにも絡んでいました。(未見でしたら、おすすめです!)

とにかく、作品を選ぶ目に狂いのない彼女。その彼女が主演するとあっては、見過ごせません。一日も早く、観なくては!


《text:June Makiguchi》
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