『頭文字(イニシャル)D THE MOVIE』エディソン・チャン来日インタビュー

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ここのところ、人気コミックやアニメの実写化が立て続けに実現している。しかし、日本の作品だから日本人による実写化かと言えばそうでもない。昨年も韓国で製作された『オールドボーイ』が話題になったが、その話題をさらに上回るであろう作品が香港のチームにより製作された。コミックの売り上げ総数3900万部という大ヒットを記録している『頭文字(イニシャル)D』の実写化である。『インファナル・アフェア』コンビの アンドリュー・ラウとアラン・マックが監督を務め、ジェイ・チョウやエディソン・チャン、ショーン・ユー、アンソニー・ウォン、そして日本からも鈴木杏が参加するなど、キャスティングも魅力的だ。

この数々の秀作を生み出してきた監督とバラエティに富んだ役者陣の中で、すでに数多くの日本の映画人と競演している役者がいる。多国語を操るクールな俳優、エディソン・チャンである。最近では『インファナル・アフェア』でのラウ役が記憶に新しい。本作では、RX-7を操る頭脳派ストリートレーサー高橋涼介を演じる彼に『頭文字(イニシャル)D THE MOVIE』の魅力を伺った。

ところで取材を始める前に写真撮影があったのだが、通訳はエディソンのそばではなく、端の方で撮影が終わるのを待っていた。彼は簡単な日本語ならできるから、自分がいかなくても大丈夫というのである。確かに日本語で指示を出すと、きちんとその通りにしてくれる。そこで、インタビュー前に日本語がどうしてそんなに上手いのか?と尋ねてみた。「4年前、日本に数ヶ月滞在していた時期があって、その時に勉強しました。『頭文字(イニシャル)D』の撮影の際にも日本語を使う機会があったので、今は簡単な会話ならできます。最初に日本に来たときはウェンディーズで注文もできませんでしたね。今なら、スパイシーチキンサンドと飲み物はジンジャーエール!って言えますよ…なんて、実はそれだけしか言わないんですけどね(笑)。すいません」と、英語混じりではあったが簡単な日本語で話してくれた。話のついでに日本語の難しいところを尋ねると「会話はなんとかなるんですけど、例えば“行く、行きません、行って、行った”とか現在形や過去形などがとてもややこしいので、そこが難しいですね」とこたえてくれた。

さて、いよいよインタビュー開始。まずは作品との出会いについての質問すると「3年ぐらい前に制作発表があって、僕も出演するという話が来たんです。でも、その時は話だけで、これから監督のセレクトや資金集めなどをするということだったので、作られることはないのかもと思っていました」と当時のいきさつを教えてくれた。

『頭文字<イニシャル>D』は香港でも人気コミックだそうだが、彼も原作は知っていたのだろうか。「『頭文字<イニシャル>D』は大ファンの友達が周りにいたので知っていました。僕自身はレースが好きと言うこともないですし、本も何冊か読んだだけなんですけどね。ゲームでは遊んだことありますよ」。

あまり車やレースには興味がないというエディソン。映画を撮りおわっても車への興味が沸くことはなかったようだ。「プロのドライビングテクニックは忙しい動作や難しい足の動きばかりで、僕には一生できませんね。この仕事をやったことで、さらに興味が遠のいたかな。それに僕はオートマしか運転してことがないのに、撮影ではマニュアルの車に乗ったからギアを入れたりクラッチを踏んだりする動作が大変でした」。

香港には日本のような峠道がないというが、『頭文字(イニシャル)D THE MOVIE』の公開後、香港でブームが起こったそうだ。「公開後の週末に交通事故が増えました。刑事物の映画で拳銃を撃つシーンがありますが、それを真似て実際に撃つ人はいないですよね。それと同じで、この映画が公開されても真似する人が出てくるとは思わなかったんです。でも、実際には真似をして、事故まで起きています。あれはプロの方々がドリフトしているんですから、日本の方々はくれぐれも真似をしないようにお願いしたいですね」。

赤城の白い彗星の異名を持つ高橋涼介はクールで天才的な頭脳を持ち、作品中でも重要なポジションを占めるキャラクターだが、最後にその高橋涼介を演じるにあたって注意したことはあるか尋ねてみた。「あまりにも原作に忠実に演じてしまうと、作品を知らない人にわかりにくくなってしまうと思ったので、監督たちがサポートしてくれました。エディソン・チャンが高橋涼介を演じたということを日本の人に認めてもらえたらいいですね。自分なりにバランスよく演じたと思っています」。

立て続けのインタビューから疲れた様子は全く見せず、最後までニコニコと笑顔を振りまいてくれたエディソン。素敵な声音は吹き替えられてしまって聞けないのが残念だが、甘いマスクとクールな存在感を劇場でその目にしっかりと焼き付けて欲しい。
《text:cinemacafe.net》
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