『ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]』マイケル・チクリス来日インタビュー

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『ファンタスティック・フォー』マイケル・チクリス
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あの『Mr.インクレディブル』の元ネタにもなったというSFファンタジー・アクションの傑作コミックがついに実写化された。『ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]』は、実験中に浴びた光線によって超能力を授かった4人の戦士たちの物語。ティーンの間で絶大な人気を誇るジェシカ・アルバら注目のキャストが名を連ねる中、肉体的に最も困難なハンデを負う“ザ・シング”役を務めた演技派、マイケル・チクリスにインタビューした。

皮膚が岩のように硬くなった変身後のベンの肉体は特殊メイクで作られた。しかし演じる側には相当な苦労があったようだ。「最初にティム(・ストーリー監督)たちと話をしていたとき“この役は実際の役者がコスチュームを着ているほうがいいね”ということで合意していたんだ。ベンは『ファンタスティック・フォー』の中で一番人間らしい要素をもたらしているキャラクターだからね。でも実際に身につけたときの大変さといったら…! 『こんなものをこれから5〜6か月もつけるなんて、俺は一体なんてことをしてしまったんだろう!』と、本当に不快になったよ。でも結果的には正しい選択だったと思う。なぜなら自分が望んでいなかった肉体に閉じこめられてしまった役をやる上で、私自身も“着たくないコスチュームの中にはまってしまった役者”という同じ境遇だったから、ベンの苦しみが良く伝わったと思うんだ」。

肉体的には人間の原型をとどめない姿になってしまうベンだが、マイケルいわく「『頭と心は人間のまま』だということを常に意識して演じた」という。だからこそ、ベンの姿からは完全なモンスターになりきれない人間の苦悩が感じられる。実際、外見が変化したことでベンにはある不幸が降りかかるが、それは理屈では語れない問題なのだ。

ところで、ベン以外の役をやるとしたら誰の能力が一番欲しいかと尋ねると、こんな答えが返ってきた。「ジョニー・ストーム(クリス・エヴァンス)の、炎になって飛べる能力はかっこいいね。でもスー(ジェシカ・アルバ)の消える能力もいいんじゃないかと思う。たとえばアメリカ政府のオフィスに忍び込んで、中で何が話し合われているのかを聞くのもいいんじゃないかな」。

能力を授かった4人の中で透明人間を演じたジェシカ・アルバと共演した感想はというと…
「まさにファンタスティックだったよ! 最初に会ったとき、すごく母性的な人だったのでびっくりした。僕は彼女に何を期待していたのかわからないけど…若くて綺麗な女性だから、彼女はもっとワイルドで、撮影後はパーティーに繰り出したりするのかな、と思っていたんだろうね。でも全然そんなことはなくて、母親のように周りに気を遣ってみんなの世話をする人だった。それは素晴らしい体験だったよ」。

インタビューを始める前に「シネマカフェのためだったら何でもやるよ!」と言ってくれたマイケル。今回が初来日だが、日本の印象を尋ねたところ、毎日取材ラッシュでほとんど観光ができていないとのこと。それでも「このホテルを楽しんでいます」と愉快そうに話す姿からは人柄のよさが滲み出ていた。そんなマイケルのユニークさと哀愁がうまくミックスされた“ザ・シング”が登場する『ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]』。ぜひ劇場でファンタスティックな体験をしてほしい。
《text:cinemacafe.net》
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