『ティム・バートンのコープス・ブライド』ティム・バートン監督来日記者会見

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大ヒット公開中の『チャーリーとチョコレート工場』が、日本でのティム・バートン作品の歴代興収No.1記録を塗りかえたティム・バートン監督。早くも公開された次回作は、製作総指揮をつとめた『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』以来のストップモーション・アニメだ。今回は自らが監督もこなしたティム・バートン監督が先月に続いて再び来日した。

10年ぶりにストップモーション・アニメに挑戦したティム・バートン監督は、本作でその手法をとりいれた理由にストーリーとマッチしていたことを挙げる。「ロシアの民話にこのような話があるとは聞いたが、“コープス・ブライド(死体の花嫁)”というアイディア自体が気に入ったのでそれを元にオリジナルな三角関係の物語を作り上げたんだ。それにはストップモーション・アニメで作るのがぴったりだと思った。痛々しいほど手のかかる作業だけど、だからこそ素晴らしいしやり甲斐がある。『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』に比べて表情がより豊かになっているよ」。

「死者との三角関係」というシチュエーションの元で繰り広げられる物語の世界では、この世とあの世の対比が普通とは逆のパターンで鮮やかに描かれている。「これは人生における2つの側面を表しているんだ。ここでは生が堅くて窮屈で、死のほうが明るい。僕の育ったLAの文化では死がタブーとされていたけど、ヒスパニックの人たちは“死者の日”を華やかに祝うように死に対してとてもポジティブなんだ。僕はそちらのほうにより惹かれたんだよ」。

また、ストップモーション・アニメの技術に多大な影響を与えたレイ・ハリーハウゼンの仕事からは大きな影響を受けているという監督。「彼はアニメーターにとっては憧れの存在で、彼こそ真のアーティストだよ。実は今回の製作中にジョニー・デップと2人で会いに行ったんだ。彼がスタジオに来てくれた日もあったけど、その日は全く仕事にならなかったね(笑)」。

それぞれのキャラクターはその声を演じる俳優にそっくりだが、声優のキャスティングよりもキャラクターのほうが先に決まっていたとのこと。「狙いは不気味なディズニー映画なんだ。ピノキオのクリケットがウジ虫、シンデレラの動物や小鳥たちがクモ、というようにね」。ストップモーション・アニメに適したストーリーを思いついたらまた作りたいという監督だが、CGが主流の今のアニメ界ではアニメーター不足も深刻な問題のようだ。せっかくの技術を無駄にしないためにも、映画製作におけるアナログとデジタルの共存を願いたい。
《text:cinemacafe.net》
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