『フライトプラン』ジョディ・フォスター来日記者会見

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高度一万メートルの密室で起きた少女失踪事件。2度のオスカーに輝くジョディ・フォスターの主演最新作は、消えた娘を捜してたった一人で戦う母の物語『フライトプラン』だ。3年ぶりに来日したジョディ・フォスターが記者会見に登壇し、“鏡開き”を行った。二児の母親でもあるジョディ・フォスター。本作に興味を持ったのも自分が母親であるからこそだと語る。「恐怖を描いた映画に出るとその恐怖心が薄れます。この映画を作ったことで、私は夫を失う悲しみ、子どもを失う恐怖を克服しました。そして疑惑がある程度に達すると自分の正気さえも疑うことがあり得る、ということを発見したのです」。また、撮影が終わった後も映画のような状況になったとき自分ならばどうするか、としばしば自問するそうだ。「ルールに従って大人しく座っているのか、立ち上がって戦うのか。そのように問うことで今まで知らなかった新しい自分を発見することができました」。

ドラマは飛行中の航空機内という密室で展開するが、閉所は全くこわくないと言う。「(共演した)ピーター・サースガードは閉所恐怖症だったのでかわいそうだったわ」。そんなジョディが最も苦労したシーンはというと「ハイヒールをはいて7歳の女の子を抱えながら狭い階段を上っていくシーンは肉体的にきつかったわね」と語った。子役のケイト・ビーハンはこれが初の映画出演だったが、子どもとの仕事は大好きでとてもやりやすいと言う。「彼女は眠るシーンが多かったのですが、(起きたまま)目をつぶると目玉が動いてしまうのが最大の難関でした。だから現場では暗闇にしばらく放っておき、本当に眠ってしまったところを撮影したのです」。俳優、母親のほかに映画監督としての顔も持つジョディだが、本作への出演までには3年のブランクがあった。「40歳を過ぎた女優に次から次へと話がくるわけではありませんし、女優生活も40年に及ぶと作品を選ぶ目も厳しくなります。プライベートも忙しく重要なので、それを犠牲にしてでも自分がやりたいものしかやりたくないと思っています」。

本作でジャンボジェットの設計士を演じたジョディだが、飛行機にまつわるトラブルのエピソードを聞かれると「荷物を入れる座席上の棚にあった男性の上着をちょっとどけたら、ロシアのSWATチームの一人だった持ち主が興奮して騒がれたことがある」とか。ちなみにその男性は警官を殴ったというが、ジョディ曰く「アメリカでは絶対にやってはいけないことよ」だそうだ。「この映画は私の女優としてのキャリアにおいてスペシャルなものになりました。特に子どもを持つキャラクターということで他人事でない親近感がありました。普段はこのようなアメリカ的なジャンル映画をあまり好みませんが、本作の感情的な部分を愛しいと思っています」。

「今までの人生の中でやりたかったことはかなりかなってしまった」と言うジョディ・フォスター。次回作はデンゼル・ワシントン、クライヴ・オーウェンと共演したスパイク・リー監督の作品だそうだ。「その役は私にとって新しい挑戦でした。これからは思いついたときに気が向いたことをやるような形で映画にとり組んでいくのでは」。ベテラン女優の見せる円熟の演技は物語のラストにどのようなオチをつけるのか? 答えはぜひ劇場で。
《text:cinemacafe.net》
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