2006年を占う映画 vol.2 エコロジー系のおしゃれさんに『グレート・ビギン』

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『ディープ・ブルー』『WATARIDORI』『皇帝ペンギン』…。ドキュメンタリー映画豊作の近年にあって、ひときわ大きな注目を集め、メガヒットを放ち続けるネイチャー・ドキュメント。多くの人々がストレスを抱える現代では、雄大な自然を擬似体験できる作品が、優しい癒しをもたらしてくれるということなのでしょう。当然ながら、2006年もネイチャー系作品を求める傾向は続きそう。なかでも、話題の中心となりそうなのが、年明け早々の1月14日(土)に公開となる『グレート・ビギン』です。クリエイターは、1996年に『ミクロコスモス』で、ユニークな昆虫世界を紹介してくれた制作チーム。製作に16年を費やしたという壮大なプロジェクトが実現させた脅威の映像世界は、あなたの1時間21分をこの上なく豊かなものにしてくれるはずです。

誕生から46億年を経た地球における生命の神秘に迫った本作では、生物たちの知られざる生態に触れるのも楽しいのですが、自然が育んだ“ファッション”にも目が釘付けに。溶岩の情熱的な真紅。カメレオンが見せる早代わり。ボタンインコのゴージャスな羽毛。シオマネキ(カニ)の鮮やかなブルー。レースのように繊細で透明なクラゲからだ。などなど、動物の中では極めて地味な人間が、どんなに着飾っても叶うはずのないその華やかさには、思わずため息が漏れるほど。それでも、カラフルでおしゃれな“出演者たち”を見ていると、知らないうちに「明日はいつもより明るい色を纏ってみようかな」という気分になるのです。

実は、おしゃれと心の関係はとっても密接。元気がなければ、ファッションもだんだん陰気になりがち。明るい色を身につけたいという気持ちを促してくれる本作は、やっぱり癒しのパワーに満ちた作品ということなのかもしれません。生命力に溢れた自然の神秘や不思議に触れることで、心をふわり軽くしてくれるこの作品。「2006年最初に観る映画は絶対に外したくない」という方はもちろんのこと、エコロジー系のおしゃれなあなたに、ぜひおすすめしたい1本です!

《text:June Makiguchi》
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