『V フォー・ヴェンデッタ』ナタリー・ポートマン来日記者会見

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『マトリックス』シリーズで世界を驚愕させたアンディ&ラリー・ウォシャウスキー兄弟とジョエル・シルバーが再び手を組み世界に放つ、『V フォー・ヴェンデッタ』。恐怖政治に支配された近未来の英国を舞台に、独裁者から人々を解放しようとする仮面の革命家“V”と、彼に共感し行動を共にしていくヒロインが、壮絶な戦いを繰り広げる様を描いたサスペンス超大作だ。待望の日本公開は4月29日。それにさきがけ、2月半ばには主演のナタリー・ポートマンが来日し、都内のホテルで記者会見を行った。

映画のビジュアル・イメージにあわせて、赤と黒で統一された会見場は、7年の時を経て、少女から大人へと美しく成長したナタリーの姿を一目見ようとする報道陣で満員だ。そんな期待を知っているのか、輝くような笑顔を見せながら登場してくれたナタリー。「これは、娯楽性と社会的なテーマを備えた作品。答えのない疑問を投げかけているの。世の中には、いい暴力と悪い暴力があるのか。暴力を正当化することができるのか、といった一生、議論をし続けても結論の出ないような問題をね。でも、単に楽しみたい人にもおすすめできる。そんなところに惹かれたの」と作品に心底惚れこんでいる様子だ。出演理由については、「私はイスラエル出身だから、どうして人間は自己表現の手段として暴力を選ぶのかということにとても関心があるの。私が演じた主人公が、暴力への道を辿るその過程にも、とても興味を抱いたわ」と話す。

『マトリックス』シリーズで世界を驚愕させたウォシャウスキー兄弟&シルバーのチームについての印象について聞かれると、「彼らはとても頭がよくて、クリエイティブ。そしてエゴのない人たちよ」と大絶賛。「チームとして皆に敬意を払ってくれるから、誰のアイディアでも素晴らしいものなら採用してくれるわ。その中でベストのものが選ばれていくの。とてもオープン。そんな姿勢が人間としても素晴らしいということを照明しているわね」とスタッフとの関係にも満足している様子だ。

関係者の顔ぶれからもスタイリッシュなビジュアルが期待される本作だが、中でも注目を集めているのは、ナタリーが見せた“丸刈り”姿。「実はずっとスキンヘッドにはしてみたかったのよ。でも勇気がなかったから、今回は格好のチャンスだったわ。ただ、実際にカメラの前で剃らなければならなかったから、1度しかチャンスがなかった。それがストレスではあったわね。何か失敗があったらすべてが台無しになる。あまりナーバスになりすぎて、笑ったらどうしようかとそれだけが心配だったわ(笑)」と、撮影秘話も語ってくれた。

前回来日した際は、まだ女優を続けていく決心をまだしていなかったという彼女だが、「今だに、一生女優を続けていくのかはわからないけど、現在はこの仕事に満足しているし、何より楽しい。観客が2時間映画を観てくれて、他の誰かの人生を体験する。それによって、他人の気持ちを感じ、理解するようになる。演劇にはそんな素晴らしい意義があると思うし」と女優ならではの胸中もちらり。ハーバードの学生として仕事と学業を両立してきた才媛は、「仕事を選ぶ際には、学校を休んでまでやるほど面白いものなのか考えるから、仕事における理想的な感覚が生まれたと思う」と話し、「そのおかげで仕事を選ぶ際のスタンダードが上がった」とも語った。

今後も、その選択眼を駆使しながらユニークで着実なキャリアを築いていくであろうナタリー・ポートマン。25歳となり、本格的な女優に成長した彼女が、今度どんな10年を過ごすのか、それを見守るのもまた楽しみである。
《text:cinemacafe.net》
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