『サンキュー・スモーキング』ジェイソン・ライトマン監督トークショー

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タバコ研究アカデミーの広報部長が喫煙者とタバコ会社を守るために、巧みな話術で世間を煙にまくという前例のない内容を軽妙に描き、全米で大ヒットを記録した『サンキュー・スモーキング』。実は本作の監督ジェイソン・ライトマンと、プロデューサーダニエル・デュビッキの2人が手がけ、『サンキュー・スモーキング』への足がかりとなった短編映画『In God We Trust』は、2001年のショートショート フィルムフェスティバルで観客賞を受賞している。



ライトマン監督の長編映画デビューを飾った『サンキュー・スモーキング』の公開を記念して、今年のショートショートフィルムフェスティバル&アジア2006では、『In God We Trust』『サンキュー・スモーキング』2作の特別試写会を開催。来日した2人を迎えてトークイベントが行われ、大勢の観客に撮影秘話を明かした。

「『in god we trust』は人々に希望を持ってほしいという思いでつくった、という監督。そしてこの作品こそがキャリアの中のいちばんの可能性をつくってくれた、と語る。「本作をきっかけに映画やCMの仕事が広がり、映画人としても認められた。そしてもちろん『サンキュー・スモーキング』につながった」。

こうして生まれ、本日のアジアプレミアへと至った『サンキュー・スモーキング』。脚本を書き始めてから公開まで5年。「脚本に半年、資金集めに4年間を費やした」というように、短編と比較して、長編は制作資金や撮影期間という点で大きな違いがあるが、監督にとっていちばんの難しさは「CMやショートフィルムを作り続けていると、短くまとめることに慣れてしまう」というとことにあるそうだ。

意外なことに、タバコというテーマを扱っていながらも、タバコを吸っているシーンは1つもない。「タバコを非難するわけでも、賛成するわけではな。タバコがメインではんく、選択の自由について語りたかった。私たちは常に政治や、親、友達などに、人生をどのように生きるかを強いられている。これはどの国も同じだ」。



「個人の責任、人生の選択、自分の選択に責任を持つ、というようなテーマにとても興味を持っている。自己管理という面でいちばん問題になりやすいのがタバコ。そして主人公が会話の達人であることを表すために、最も害があり、難しいテーマであるのがタバコだと思った」。

次回作のテーマは“物を収集する行動について”と明かす監督。「今後もユーモアがありかつスマートで、難しいテーマについて考えさせられる映画をつくりたい」と明かす彼がどのような課題を私たちに投げかげてくれるのか、心待ちにしたい。

『サンキュー・スモーキング』
配給:20世紀フォックス映画
劇場情報:今秋、日比谷シャンテシネほか全国にて公開
《text:cinemacafe.net》
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