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『ヅラ刑事』レビュー

ヅラ刑事、ヅラを投げ飛ばす特殊な必殺技を持つ敏腕刑事。この役を演じるのは“ヅラ”をしない男「モト冬樹」氏。日本人の半数以上は容易に顔を思い浮かべる事ができる愛すべき日本のモノマネエンターテイナー。そんな彼がついにヅラをかぶりテロ集団と闘う傑作刑事ムービー。まさに彼にピッタリ!?な役どころです。

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ヅラ刑事、ヅラを投げ飛ばす特殊な必殺技を持つ敏腕刑事。この役を演じるのは“ヅラ”をしない男「モト冬樹」氏。日本人の半数以上は容易に顔を思い浮かべる事ができる愛すべき日本のモノマネエンターテイナー。そんな彼がついにヅラをかぶりテロ集団と闘う傑作刑事ムービー。まさに彼にピッタリ!?な役どころです。

そんな彼を取り囲む同僚刑事達も豪華キャスト。90年代の深夜帯、世の若き男性達にテキサスヒットを与え続けたイジリー岡田氏演じる「デカチン刑事」に、小柄な体格でありながらパワーリフティング元日本代表なべやかん氏演じる「チビ刑事」、そしてデブキャラのパイオニアでもあるウガンダ・トラ氏演じる「デブ刑事」など、「ヅラ、チビ、デブ」と小学生レベルのネーミングをスクリーン化し、ここまで話を膨らませ、さらにこれだけの豪華出演陣を料理した河崎 実監督はやはりすごいと思いました。

この映画見るからにB級映画で特筆して言うほどメッセージ性はないかに思われるますが、主題歌「悲しみはヅラで飛ばせ」にもあるように「人はいつもありのままがいい」、ヅラでもチビでもデカチンでも(?)マイナスをプラスに変えることできっと人は輝くことができるんだと思いました。混沌としたこんな世の中だからこそ、彼らのような存在が必要なのだと思います。心に蓋ある人必見です。




『ヅラ刑事』
配給:トルネード・フィルム
劇場情報:9月、シネクイントにてレイトショー
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