注目の美しい男たち Vol.2 ショーン・ビーン

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この夏、注目したい美しい男性を取り上げている今月のコラム。ジョナサン・リーズ・メイヤーズに続いてクローズ・アップしたいのは、『サイレントヒル』で、いい味を出しているショーン・ビーンです。



『サイレントヒル』といえば、ご存知、日本が誇る大ヒットゲーム(世界で530万本以上も売り上げたとか!)をベースにした、世にもおぞましいホラー映画。ゲームから生まれたハリウッド映画といえば、『バイオハザード』シリーズも人気ですが、意味の悪さや忌まわしさでは、本作は数段その上を行っています。

もともと、ゲームでは主人公は男性でしたが、映画では女性=母親がヒロイン。ラダ・ミッチェル演じるローズが、30年前の大火によって廃墟と化してしまった街を、行方不明の娘を探して歩き回るが…という話です。そして、ショーンは、ローズの夫役。母性を炸裂させる妻とはどこか温度差を感じさせながら、2人を必死で追いかける姿に、男の哀愁を感じさせているのです。闘う母の物語が核となってはいるのですが、最終的には家族愛に辿りつくこの作品。そこで生きてくるのが夫である彼の存在。母と子の繋がりに対して、男はどこまで介入できるのか…といった含みまで感じさせている彼の演技に、「俺って家族の中で孤立してるかも」と思わず考えてしまうお父さんたちもいるかもしれません。

さて、そんな演技派ショーンですが、イギリス生まれで、舞台出身。王立演劇アカデミーで学んだと聞けば、含みたっぷりの演技力にも十分納得がいくというもの。ハリウッドに進出してからは『パトリオット・ゲーム』『007 ゴールデンアイ』『RONIN』などに出演していましたが、世界に名を馳せたのは、やっぱり『ロード・オブ・ザ・リング』から。その後は、カッコよくて個性的な脇役として、すっかりお馴染みですよね。



そんな彼と、数年前、L.A.でニアミスがありました。場所は某高級ホテル。とある女優とのインタビューが予定されていた日のことです。ご一緒したあるライターさんが、「このホテル、今、ショーン・ビーンが泊まっているらしいよ」と教えてくれました。ところが私は、ショーンと聞いただけで、ショーン・ペンかと勘違い。興奮してみたものの、よくよく聞けば、ショーン違い。思わず、「へ、なーんだ」と思ったのですが、今になってみれば、なぜにそのとき「なーんだ」と思ったのかは不明。まったく、もったいない話です。その時の悔しさをバネにして、今では思い切りスクリーンのショーンをありがたがっている私。秀逸なラストで見せる彼の表情もこれまたありがたく、要注目なのです。


『サイレントヒル』
配給: 松竹
劇場情報:丸の内ピカデリー2ほか全国にて公開中
(C)Silent Hill DCP INC./Davis Production SH S.A.R.L
《text:June Makiguchi》
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