『ユナイテッド93』レビュー

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誰もが忘れもしない2001年9月11日。世界貿易センタービルへの2機、ペンタゴンへの1機とともにハイジャックされ、ペンシルヴァニアに墜落した“第4の旅客機”ユナイテッド航空93便。この映画は、その乗客、乗員40名が迎えた“運命の時”を描いた壮絶な人間ドラマを描いています。他機がおこしたテロの事実を知った後に、人々が体験する恐怖と絶望、そしてそこから生まれた果てしない勇気を如実に伝える本作は、まさにあの事件の追体験。もちろん、好ましい体験ではないけれど、自分たちの飛行機を凶器にさせまいとする人々の強さを通し、人間の神聖さを知る素晴らしい機会となるはず。監督は、二度と目にしたくないような事件についてでも、“真実を描くことの意義”を信じるポール・グリーングラス。映画化はまだ早いとの声もある中で、「難しくても正しいこと—この映画に関わることはまさにそれでした。事件が起きたことは否定できないのですから、むしろ多くの人に真実を語り、その中で彼らに生きていて欲しかったのです」と本作の存在意義をとなえています。綿密な調査と真摯な祈りの末に実現したこの人間賛歌。きっと犠牲者への最高の鎮魂歌ともなっているに違いありません。


『ユナイテッド93』
配給:UIP映画
劇場情報:8月12日よりみゆき座ほか全国にて公開
(C)2006 Universal Pictures International
《text:June Makiguchi》
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