映画にまつわるファッション小噺 vol.12 広がるカルティエの“愛”

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いよいよ10月。今年もまた、ピンクリボンキャンペーンが本格的に始まりました。7日に東京、21日に神戸、29日に仙台で行われる「スマイル ウォーク」をはじめ、各地の名所をピンクでライトアップしたり、チャリティグッズの販売したり、乳がんについての知識を広めようと、今年も様々な企画がもりもりです。

チャリティといえば、先日は、ブラピとアンジーが貧困とエイズ対策のための基金を設立したニュースが飛び込んできました。「莫大なギャラを稼ぐ人気俳優なのだから当然では?」と思う人もいるかもしれないけれど、いくら大金を稼ごうと寄付しない人は絶対に寄付しないし、所得がそれほど多くなくても、チャリティ活動をする人はしているもの。それぞれが自分なりの方法を見つけてやっていく。それが活動の理想形なのでしょうね。

では、「私には何ができるかな」と考えている人に、ブランドが取り組むチャリティについての情報をひとつ。それは、アメリカのカルティエが行っているLOVEキャンペーンです。

1976年、カルティエが“愛”をテーマにニューヨークで発表したのが、LOVEコレクション。中世の貞操帯をモチーフに、「縛るほどに狂おしい愛」を表現したシリーズです。ビスをモチーフにしたデザインは、世界のセレブからも愛されている定番中の定番。特に、ビスをとめてくれるパートナーなしには、装着できないバングルは、世界の恋人たちの間で「愛の証」ともなっています。日本でも、某アイドルが結婚時にLOVEリングを交し合ったことで有名になりましたが、実はその歴史は古いというわけ。

発売から30周年ということで、今年はさまざまなキャンペーンが行われていることは以前ご紹介した通りですが、社会的にも話題となっているのが、アメリカで行われているキャンペーンなのです。それは、このキャンペーンのために特別限定で売り出されている「LOVEチャリティ・ブレスレット」の売り上げのうち100ドルが、いくつかのチャリティ団体に寄付されることになるというもの。このブレスレットに刻まれているのは、ビス模様ではなく、LOVEの文字。LOVEと刻まれた小さくてキュートなラブリングに、シルクコードが通されているのです。コードのカラーは全8色。選ぶ色によって、寄付先が決まります。チャリティパーティでは、それぞれの団体を支援するセレブリティたちが、キャンペーンモデルを務め、実際にブレスレットを身に着けて協力を呼びかけています。

例えば…サラー・ジェシカ・パーカーはブルー(UNICEF)、スカーレット・ヨハンソンはベビー・ピンク(USA ハーヴェスト)、リブ・タイラー はフューシャ・ピンク(ブレスト・キャンサー・リサーチ財団)をというように。

つまり、もしあなたが世界のどこかで苦しんでいる子供たちを支援したいなら、ブルーのコードのブレスを買えば、売り上げから100ドルがUNICEFへ自動的に寄付されるという仕組み。もし、どこの団体への寄付でもかまわないというのなら、好きな色を選べばいいというわけです。

実は私も入手しました。母が患った経験があるため、ブレスト・キャンサー・リサーチ団体(フーシャ)を迷わずチョイス。国境を越えて、応援したいという気持ちを表して…。とはいえ、アメリカ限定で行われているキャンペーンなので、発売も米国のみ。気になる方は、旅行に行く誰かを捕まえて、お願いするのも手かもしれません。

近頃はこんな風に、ブランドのチャリティ・キャンペーンが当たり前のようになっています。エスティ ローダーのピンクリボンキャンペーン、ラルフローレンのピンク・ポニー(ともに、乳がん撲滅キャンペーン)や、M・A・Cのビバ グラム(エイズ撲滅キャンペーン)が有名。欧米では成功者は社会に富を還元するのが鉄則。そこで、企業やビジネスマンはもちろん、俳優、デザイナーら、セレブたちはこぞって慈善事業に精を出すというわけです。

アンジーのようにはいかないけれど、自分だってできる範囲で何かしたいと思っている人は日本にだって多いはず。見回してみれば、肩肘張らずにできるあなたらしいチャリティの方法が見つかるかもしれませんよ。

《text:June Makiguchi》
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