『いちばんきれいな水』カヒミ・カリィ インタビュー

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姉と妹が過ごす奇跡の3日間を描いた『いちばんきれいな水』は、加藤ローサ主演のハートフルムービー。古屋兎丸の原作をミュージックビデオディレクターとして活躍する映像作家ウスイヒロシが監督に踏み切った作品だ。姉妹(愛と夏美)の叔母でカメラマン役の真理子を演じたカヒミ・カリィにこの映画のみどころをインタビューした。

1991年に「BLOW UP」でソロデビュー以降、国内外を問わず多くの作品をリリースしてきたミュージシャン、カヒミ・カリィ。その魅力は音楽界にとどまらず、これまで数々の出演オファーもあった。そして遂に映画初出演! 決め手となったものは何だったのだろうか。
「脚本を読んだ時に真理子の年齢、日本と海外を行き来している女性だという設定が自分にとても近いと思ったんです」。自分自身がモデルなのかと疑うほどリアルに感じたという。

さらに、「実は私、音楽の仕事をする前にカメラマンの仕事をしていたんですよ」と、驚きの発言!
「だから、ビジュアルや作品を聴いて役のイメージに合うかどうかを決めたと思うんですが、私のバックグラウンドを知らずに書いたものなのに自分に似ていたということに縁を感じたというか……。今までは作品がいくら面白いものであっても、『足を引っ張ってしまうんじゃないか』『自分自身が楽しめないんじゃないか』という気持ちの方が強かった。でも、今回は思い切って挑戦してみようと思えたんです」。

ミュージシャンとして、またFMパーソナリティ、カメラマン、字幕監修(ドイツ映画)など様々な表現者として活躍する彼女だが、音楽と演じることには共通点もあると話してくれた。
「音楽は私自身を表現しているので、他のキャラクターを意識するということはないんです。歌詞に自分の気持ちを合わせていくという作業は演じることと少し似ているのかもしれないけれど、やはり違うもの。ただ、似ているなと思ったのは音楽も演技も相手とのキャッチボールだということ。演技は相手役との感情のキャッチボールで物語が進んでいくし、音楽もギターやドラム……バンドのメンバーとのキャッチボールなんですよね」。また、ステージでの経験が撮影現場での緊張を和らげ演技の助けになったそう。

続いて、一番好きなシーンを訊ねると──
「水辺のシーンはとても印象深くて大好きですね。台詞もなくとても抽象的ではあるけれど、だからこそタイトルの『いちばんきれいな水』を象徴しているなと」。確かに、姉妹が深いブルーの湧き水の中で泳ぐシーンは幻想的。個性的なアーティストの映像作品を手掛けてきたウスイ監督ならではの映像と言える。

そして、「愛と夏美を見ていたら自分や兄妹との秘密の場所、秘密のモノ、秘密の出来事を思い出した」とカヒミ・カリィ。
「子供の頃の出来事って大人になってからも大きな影響を与えていると思うんです。忘れてしまっていることも多いけれど、その忘れている中に“いい影響を与えてくれるもの”ってたくさんある。この映画を観ることで眠っていた記憶や感情を思い出すきっかけが生まれるんじゃないかなって。私自身もこの映画に参加したことで子供の頃を思い出して、それによって少し大人になったような、そんな気がします」。

《text:Rie Shintani》

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