ニューヨークで体当たりゲリラロケ 『HAZARD』深水元基インタビュー

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オダギリジョー主演、『自殺サークル』『紀子の食卓』の園子温監督、全編ニューヨーク撮影で描かれた『HAZARD』は、タイトルからもお分かりの通り“危険”を求めて日本からニューヨークへ旅立った男の青春映画だ。しかし、それは単なる青春ものではなく、ドキュメンタリーのような、ロードムービーのような、なんとも不思議な世界。オダギリジョー演じるシンとニューヨークで出会うタケダを演じた若手注目俳優の深水元基に映画の魅力を訊いた。

ファッション誌でモデルとして活躍後、「ずっと俳優になりたかった」と演技の世界へ飛び込んだ深水元基にとって『HAZARD』は2本目の映画出演作。脚本を初めて読んだときの感想を訊ねると「役者を始めてまだ1年ぐらいの頃だったんですが、ずっと出たいと思っていた自分にとって理想の作品だったんです。しかもオールニューヨークロケでものすごくテンションが上がったのを覚えています。昔から『HAZARD』のようなテイストの作品が好きだったんですが、日本映画にはあまりなくて…もちろん、青春映画とかヤクザ(ギャング)ものはありますが、ここまでスタイリッシュなものはなかった気がするんです」

危険な世界に身を置きつつも恋する純粋さが印象的なタケダ。この役をどう演じようと思ったのだろうか。「監督は僕と顔合わせをした後に脚本を書き直したんです。僕とタケダが似ていると感じたみたいで…書き替える前は、何て言うのかな、『シティハンター』の海坊主的な感じ? 無口で威圧感のある男っていう設定だった。ジェイ(・ウエスト)の演じたリーがもの凄く喋る役なので、2人セットで考えていたのかもしれないですね。でも、仲間が悪いことに手を染めていても、ひたすら好きな子を想っているという“恋する純粋な男”という設定に替わったんです」。ちなみにそんなタケダの一途さは自分自身と似ているのだと照れながら話すあたりは、やはりタケダと通じているのかもしれない(笑)。

シン役のオダギリジョー、タケダと行動を共にするギャングスター役のジェイ・ウエストとの共演については、「オダギリさんはものすごく集中力のある人。すごく勉強になりました。撮影中はずっとシンのままでいるので役柄同様ニュートラルな感じで…とても気さくな人です。ジェイは普段からあのテンション。いつも英語と日本語が混じっていました(笑)。一緒にいるとパワーをもらえる人ですね。撮影の空き時間に買い物に行ったり、食事に行ったり…映画のように悪いことはしてないですけど、撮影以外でもつるんでいました(笑)」

撮影から4年経った今でも、このロケほど楽しい撮影はまだ出会っていないという深水元基。また、撮影の時期は9.11のちょうど1年後ということもあり、楽しさの反面、危険な撮影でもあったとか。「ゲリラ撮影もありましたね(苦笑)。『拳銃を持って走れ! 警察に見つかったら拳銃を隠すなり手を上げるなりして対処してくれ!』と監督に言われたことも。あと、日本のドラマではレプリカの銃を使うと思うんですが、『HAZARD』は本物の銃を使っているんです。すごく重量があるし空砲とはいえ衝撃もある。例えば目の前にある新聞紙に向かって空砲を撃っても粉々になるんですよ」と、体当たりの演技もあったことを振り返る。

ゲリラロケということで何か強烈に残っている撮影エピソードがあったかを訊ねると「実は事故に遭ったんです」と衝撃告白! 「橋で車を運転するシーンで、カットがかかった後にUターンをしようとしたら車線変更した対向車とぶつかってしまって…かすった程度でしたが相手は恐そうな黒人! でも、ジェイが話をしてくれて最後には友達になってました(笑)」

そして、最後にこんなメッセージを残してくれた。「『HAZARD』は青春映画であり、ドキュメンタリーであり、ギャングっぽい映画。この映画を観ると男の子は特にパワーをもらえると思うんですよね。俺、何悩んでたんだろうって希望が持てると思うんです」。俳優・深水元基が“理想の映画”という『HAZARD』には、男だからこそ求める“何か”が詰まっている、男の子がずっと探していた作品なのかもしれない。

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