20年後、世界はどうなっている…『トゥモロー・ワールド』レビュー

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“明日の世界”がどうなるか分からない、混沌とした現代にも警鐘を鳴らすSFアクション『トゥモロー・ワールド』。『ハリー・ポッターとアズガバンの囚人』のアルフォンソ・キュアロン監督が、人類滅亡が秒読み段階に入った近未来の世界を、迫力と臨場感にあふれる映像でスリリングに描き出す。

様々な要因が積み重なり、子どもがまったく生まれなくなって18年が過ぎた2027年。未来の光が見えない世界は荒廃していくばかり。そんな中、クライヴ・オーウェン扮するセオが、人類が生き残るためのカギを握る少女の存在を知る。セオ自身、地球の危機的状態に絶望し、生きる気力を失っていたが、一縷の望みにかけて孤軍奮闘していくうちにどんどん様子が変わっていく。そう、希望が人間に与える力の大きさを見せつけられる瞬間だ。

この先たった20年でこんな世界になってしまうのかと驚くのと同時に、逆にこれまでの20年を振り返ったとき、ものすごいスピードで世界が変わっていったことを考えると『トゥモロー・ワールド』で描かれていることは決してフィクションではないのかもしれない。滅びるだけの人類。絶望の中にいてもやはり信じ合えるのは人間と人間。暗いテーマながら、なんとか未来を切り開こうという作品のメッセージを感じ取りたい。

《text:Shin Kumagai》

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