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市川崑の謎が解き明かされる『市川崑物語』岩井俊二監督初日舞台挨拶

『スワロウテイル 』、『リリイ・シュシュのすべて 』の鬼才・岩井俊二監督が、自身の映画製作において多大な影響を受けてきた市川崑監督の半生を描いた『市川崑物語』が12月9日(土)初日を迎え、舞台挨拶に岩井監督が登壇。作品と市川監督について語ってくれた。

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『市川崑物語』初日舞台挨拶 岩井俊二監督 メイン
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『スワロウテイル 』、『リリイ・シュシュのすべて 』の鬼才・岩井俊二監督が、自身の映画製作において多大な影響を受けてきた市川崑監督の半生を描いた『市川崑物語』が12月9日(土)初日を迎え、舞台挨拶に岩井監督が登壇。作品と市川監督について語ってくれた。

当初、市川監督の新作『犬神家の一族』の“復刻”に際してのメイキングとして企画されたという本作だが、進んでゆくうちに市川監督の半生を描いた壮大なドキュメンタリー映画へと変貌していったという。「非常に趣味的な、僕の目から見た“市川崑ワールド”という側面を持っている作品です」と語ったが、何と作品が最終的に完成に至ったのはこの日の朝8時だったという。製作する上で最も力を込めた点について尋ねられると「自分の中にある“市川崑ワールド”を焼き写し、形にすること」と語った。

1976年の『犬神家の一族』には「はめられた!」とさえ感じるほどの衝撃を受けたという岩井監督。「映画を見る前の晩に、すでに僕は夢の中で『犬神家の一族』を見ていたんですが、(実際の作品は)はるか想像を超えており鳥肌が立ちました」と独特の語り口で市川監督から受けた衝撃の大きさについて説明してくれた。「いろんなものを口に放り込まれたような感覚だったが、それが何なのか解読するのに何十年もかかった」と語り、それが今回の『市川崑物語』を制作するきっかけにもなったことを明かしてくれた。監督が「(観た人は)びっくりするかもしれません」と語る本作で、市川崑の謎が解き明かされる。
《シネマカフェ編集部》

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