シネマカフェ的海外ドラマ生活 vol.7 「PB」ヒットの立役者ブレット・ラトナー

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シネマカフェ的海外ドラマ生活 vol.7 「PB」ヒットの立役者ブレット・ラトナー
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「プリズン・ブレイク」(以下「PB」)の製作総指揮がブレット・ラトナーで、彼が無名だったウェントワース・ミラーを主役に抜擢したことは前回お話しましたが、今回は「PB」におけるラトナーの役割について、もう少し説明しましょう。『X-MEN :ファイナルディシジョン』『レッド・ドラゴン』といったヒット作を放ち、映画界で大活躍する彼は、「PB」の製作総指揮であるのと同時に、パイロット版の監督としても有名。

パイロット版とは1シーズンにつき通常23〜25話程度作られる海外ドラマの第1話のことで、最近では映画界の有名監督がパイロット版を監督するケースが増えてきています。例えば、現在アメリカで大人気のメディカル・ドラマ「HOUSE」のパイロット版を監督したのはブライアン・シンガーですし、ミーシャ・バートン主演の青春ドラマ「The OC」のパイロット版を手がけたのは『Mr.&Mrs. スミス』『ボーン・アイデンティティー』のダグ・リーマン。独自の映像スタイルを持つ映画監督たちが、クオリティの高い第1話を作り、それに倣ってドラマ全体を作り上げていくのが海外ドラマによく見られる手法なのです。ちなみに、ブライアン・シンガーと言えば、ラトナーが降板した『スーパーマン リターンズ』の監督としても有名で、シンガーが手がけてきた『X-MEN』シリーズの第3作をラトナーが引き継いだのも周知の事実。そんな2人が揃って人気ドラマのパイロット版を監督しているのも、どこか因縁めいている気がしませんか?

ただし、映画界の有名監督だからと言って、誰でもパイロット版の監督を依頼されるわけではありません。「PB」でブレット・ラトナーに白羽の矢が立ったのは、緊迫感溢れるサスペンスをダイナミックに演出してくれそうだから、そして「若者に人気のドラマにしたい」というテレビ局や製作者側の意図に合っていたからなのです。事実、ラトナーは、マドンナやマライア・キャリー、ジェシカ・シンプソンなどのミュージック・ビデオを手がけた監督でもあり、若者向けのスタイリッシュなドラマを作るにはうってつけの人材だったわけです。余談ですが、マライア・キャリーのヒット曲「It's Like That」と「We Belong Together」のミュージック・ビデオを監督したのはまさにラトナーで、これにはウェントワースも出演しているのでチェックしてみてください。

次回は、「PB」のもうひとりの立役者であり、最重要スタッフでもあるクリエイター、ポール・シェアリングと、今後の「PB」の展開についてお話をします。



「プリズン・ブレイク」コレクターズBOX2
発売元:20世紀フォックスホームエンターテイメント
定価:¥10,290(税込)
発売日:12月16日

©2006 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
《text:Hikaru Watanabe》

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