ファッション、メイク、スウィーツに釘付け!『マリー・アントワネット』レビュー

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『マリー・アントワネット』 サブ1
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マリー・アントワネット。フランス国王ルイ16世の王妃。フランス革命の混乱の中ギロチンで斬首刑にされた女性──教科書で学ぶマリー・アントワネットは何故か“悪い”王妃という印象が強い気がする。ところが、ソフィア・コッポラの手にかかるとあら不思議。オーストリアとフランスの政略結婚の犠牲となった悲劇の女性というだけではない、王妃として、妻として、母として、ひとりの女性としてのマリーが何とも魅力的に映し出されているのだ。

セレブリティであったマリーの本当の心とはどんなだったのか──何故、贅沢に溺れてしまったのか…、何故、仮面舞踏会に明け暮れたのか…。この『マリー・アントワネット』には18歳で王妃となったマリーの今まで明かされてこなかった心の叫びが描かれている。そう、マリー・アントワネットの立場で歴史を見ようとした人は意外にも少なかったのかもしれない。

マリーの視点で描かれるということは、ファッション、メイク、スウィーツなどビジュアル的なみどころも満載! 特にマカロンをはじめとするゴージャスに彩られたケーキに女性は釘付けになるはず! そして“本物のロケーション”にこだわったソフィア・コッポラの願い叶って、なんとヴェルサイユ宮殿での撮影が特別許可された。歴史的建造物の扉の向こうを覗けること、それだけでも観る価値ありなのでは。

《text:Rie Shintani》

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