主役を張れるキャスト22名総出演!『ボビー』レビュー

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ベトナム戦争、キング牧師の暗殺、ニクソン大統領の就任、ボビー(ロバート・F・ケネディ)の暗殺…1968年は衝撃的な事件の多い年だった。この『ボビー』はそんな歴史を変えた運命の日──アメリカ大統領候補ケネディ上院議員が遊説先のロサンゼルスのアンバサダーホテルで凶弾に倒れた最期の夜を描いたアンサンブルドラマだ。

メガホンを取ったのは俳優として(代表作は『ヤングガン』シリーズなど)、脚本家、監督として活躍するエミリオ・エステヴェス。そして、彼のもとに集まったのはアンソニー・ホプキンス、シャロン・ストーン、デミ・ムーア、イライジャ・ウッド、リンジー・ローハン、ヘレン・ハント…という22名の錚々たる面子。主役を張れるキャストがこれだけ揃いながらもそのキャラクターがぶつかり合わずに描かれていることに驚くが、同時にそれはどれだけボビーがカリスマ的存在であったかという証明でもある。

ボビーの暗殺というショッキングな事件を再検証すると共に、年老いた元ドアマン、選挙キャンペーンの若者、結婚を控える若き男女、かつての大物歌手らホテルに集まった人々を通じて描かれる偏見や葛藤や欺瞞が丁寧に切り取られている点、実際の映像を上手く取り入れている点もみどころのひとつ。そして何と言っても絶望と希望の入り混じったクライマックスが感動的!

《text:Rie Shintani》

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