幽霊は信じる?『叫(さけび)』役所広司、小西真奈美、伊原剛志、黒沢清監督インタビュー

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2006年のヴェネチア国際映画祭で絶賛された黒沢清監督の最新作『叫(さけび)』。これまで、幾度となく“恐怖”を映像化してきた黒沢監督だが、本作では日本の伝統的な“怪談”を参考にした古典的な恐怖に、謎解きの要素を加え、本格的なミステリーという過去にないアプローチで恐怖に迫っている。主演はこれが7作目の黒沢作品出演となる役所広司、共演には小西真奈美、伊原剛志、さらに3年半ぶりの映画復帰となった葉月里緒奈など豪華キャストが顔を揃えた。

すっかり黒沢作品の常連となった役所さん。黒沢監督の脚本や現場について「『次は何をやらせてくれるんだろう?』という楽しみがある」と語る。
「監督の台本には“宿題”がいっぱいあって、それを1人の人間として、登場人物として作り上げていくと、楽しみが広がる。出来上がった後は、『こういう風に作ったんだ』という、いち“ファン”として観れるという楽しみもありますね」

一方、今回が黒沢作品初参加となった小西さんは「怖いものはあまり得意ではないんです」と告白する。
「重々しい空気で撮影をしていたなら、家に帰って物音がしただけで怖がっていたと思いますが、現場がすごく楽しい雰囲気だったので、家に帰って引きずったり、幽霊が見えたりっていうことはなかったです(笑)」

伊原さんにとっても、本作が初めての黒沢監督との仕事となったが、台本を読む前の段階から「黒沢さんの作品なので出たいと思いました」と明かす。劇中で伊原さんのシーンは、ほとんどが役所さんとの会話のシーンだが、役所さんとの共演も本作への出演を決めた大きな理由だという。

連続殺人事件、不気味な叫び声、赤い服の女…。役所さんが、「ホラー映画といっても、お化け屋敷の怖さとは違う怖さがありますね。なんだか人間の無意識な部分がズルズルと引き出されているような、なんかいや〜な怖さがあるんですよ(笑)」というように、“独特の怖さ”で観る人を震わせる黒沢監督。ところで、幽霊を信じているか?という質問には「分かりません」と答える。
「“信じる”とか“信じない”の問題ではなくて、見たことがないので“いる”とか“いない”とか、どちらとも言えないんです。ただ、これこそ今回の映画のテーマでもあるのですが、幽霊って架空の存在ではないんですよね。“いる”か“いないか”の問題以前に、死んだわけですから、かつては生きていた。人間が死んで、“どうにかなった”としたら、それは“幽霊”に近いのではないでしょうか」

すでにアメリカをはじめ、海外での配給も決定している『叫(さけび)』。世界中の映画ファンを魅了し続ける、黒沢監督ならではの“恐怖”が再びスクリーンに登場する。
《text:cinemacafe.net》

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