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反町隆史、松山ケンイチほか総勢13名!『蒼き狼 地果て海尽きるまで』完成披露記者会見

構想27年、総製作費30億円、4ヶ月にわたるオール・モンゴルロケという邦画史上最大規模の『蒼き狼 地果て海尽きるまで』。史上最大の帝国を築いた男、チンギス・ハーンの真実を描いた本作に出演した反町隆史、菊川怜、若村麻由美、松山ケンイチ、Ara、袴田吉彦、野村祐人、平山祐介、松方弘樹、澤井信一郎監督、角川春樹(製作総指揮)、千葉龍平(エイベックス)の総勢13名による記者会見が2月22日(木)に行われた。

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構想27年、総製作費30億円、4ヶ月にわたるオール・モンゴルロケという邦画史上最大規模の『蒼き狼 地果て海尽きるまで』。史上最大の帝国を築いた男、チンギス・ハーンの真実を描いた本作に出演した反町隆史、菊川怜、若村麻由美、松山ケンイチ、Ara、袴田吉彦、野村祐人、平山祐介、松方弘樹、澤井信一郎監督、角川春樹(製作総指揮)、千葉龍平(エイベックス)の総勢13名による記者会見が2月22日(木)に行われた。

主人公のチンギス・ハーンを演じた反町さん。「この映画は、世界に向けて発信していく映画ですが、まずは国内を制覇したいと思っています。4ヶ月にわたるオール・モンゴルロケでスタッフと出演者たちが一丸となって、力を合わせて作った作品です。今私たちが“生きる”ということの意味、そして家族や親の愛情、親の愛情、息子への気持ち、そうしたものをひっくるめて伝えていきたいと思っています」と、公開に向けての意気込みが感じられた。

また、ハーンの妻・ボルテを演じた菊川さんは「夫への愛や子供への愛、そしてモンゴルの女性の生き方を大切に、心を込めて演じました」とコメント。「人はそれぞれ、いろんな時代に生まれて、いろんな環境に生まれて育つと思います。たとえ大変なことがあっても、どんな環境でも必死に生きていくということの素晴らしさ、困難な時を支えてくれる家族の愛や夫婦の愛、そして息子への愛。そして、そこに向き合うということが深く描かれていると思うので、そこを観ていただきたいと思います」と本作の見どころを語ってくれた。

ハーンの息子・ジュチを演じたのは神童』の公開も控える松山さん。4ヶ月にわたるオール・モンゴルロケということで、オフの日について聞かれると「ジャハという市場で買い物をしたんですが、金額が結構高めに設定されていたんです。僕が日本人だからかもしれないけど…。それを値切るのを楽しんでました。おかげさまで半額くらいになりました」と、エピソードを披露。モンゴルの民族衣装やデニム、乗馬ブーツなどを買ったとのこと。

これだけのオールキャストとなると、オフの過ごし方もそれぞれ。ハーンの母・ホエルンを演じた若村さんは、「私はもっぱらモンゴルの民族音楽や民族舞踊を観まくっていました。馬頭琴にチャレンジして部屋でぎこぎこレッスンしていたら、この騒音で“モンゴル殺人事件”というサスペンスドラマが出来そうだ、とスタッフにけなされてしまって(笑)。実は今日、お披露目したいと思って練習したんですけどなかなか難しくて…」。他にも、「身体を鍛えにジムに行っていた」という袴田さんや野村さん、「松方さんと釣りがしたかったけど、釣り場までとても遠いので諦めた」という反町さんと、みなさんいろいろ。その中で一人異色だったのは、ハーンの第二夫人・クランを演じたAraさん。ソウル在住の彼女は「日本語の勉強に必死」だったそうだ。

「去年の1月7日に角川さんから“『蒼き狼』を作るんだけど監督しないか”という電話をいただきました。例によって打診ではなく命令でした(笑)」と本作の監督を引き受けた経緯を明かしてくれた澤井監督。「日数が足りないとか、何が足りないとか、いろいろな不足を角川さんに訴えたんですが、角川さんはその不足をパッションというエネルギーに変えて、とにかくやってくれ、とおっしゃる。これもまた命令でした。その命令に従ってよかったと思っています」と作品の仕上がりに満足した様子。「チンギス・ハーンを、女性の目を通した、女たちのチンギス・ハーンにして欲しい、というのが作品の根幹にありました。世界制覇を果たした後、自己満足や達成感に浸るのではなくて、その制覇の行く先はおそらくは孤独と非常な絶望だろう。まぁ、角川さんの命令でしたけれども(笑)、良い命令だと思って、唯々諾々と従いました」と角川命令の重さを嘆きつつも、作品の完成度に手応えを感じているようだ。

2月中旬に開催されたベルリン国際映画祭では海外の配給会社からのオファーが殺到しヨーロッパだけで49ヶ国の配給が決定したという『蒼き狼 地果て海尽きるまで』。モンゴル制覇の夢をかけたチンギス・ハーン同様に、世界制覇を目指す本作は3月3日(土)より、丸の内ピカデリー1ほかにて全国超拡大公開される。この一大スペクタクル作品を見逃すのはもったいない!
《シネマカフェ編集部》

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