「オフステージで面白い瞬間が多い」谷中敦『SMILE〜人が人を愛する旅〜』インタビュー

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日本が世界に誇るライブバンド、東京スカパラダイスオーケストラ。昨年6月にオリジナルアルバム「WILD PEACE」をリリースし、フランス、ドイツ、スペイン、スイス、ベルギー、オランダをまわる欧州ツアー、ベトナムでのライブなど半年にわたり70本以上というツアーを敢行した。そのツアーを中心にバックステージやツアーの模様を記録したのが『SMILE〜人が人を愛する旅〜』だ。ジャンルを超えた“トーキョー・スカ・サウンド”を繰り広げる彼らのフロントマン、谷中敦に作品について聞いた。

2003年のヨーロッパツアーでも同じようにドキュメンタリーを製作している東京スカパラダイスオーケストラ。その「CATCH THE RAINBOW」は、劇場公開されていない。「前回から『劇場公開はしたいね』っていう話はしていたんですけど、準備が間に合わなくて。だから今回はやりたかったんですよね」という谷中さん。最近は海外でも音楽のドキュメンタリー作品が多いが、そうしたことも関係していたりするのだろうか?

「全く関係ないですね(笑)。ずっとツアーで巡っていて、オフステージで面白い瞬間が多いんですよ。それは絶対残したいなっていうのがきっかけというか…。本当はね、ずっと24時間追っかけてもらいたいんですけど、そういうワケにもいかないんで(笑)」。確かに監督一人ではそれは無理だろう…。

今回の撮影では、「しゃべりたいヤツが監督を呼び出したり、監督がメンバーそれぞれから言葉をもらったりした」そうだ。となると、これまで知らなかったメンバーの新しい一面を垣間見れたのではないだろうか。

「ギターの加藤(隆志)がむちゃくちゃ良いことを言ってましたね。それはいつも食事をしたり、飲んでいる時とかに聞いている言葉だったりするんですけど、大きな画面で見るとすごく説得力があって、改めて見直した」そうだ。では逆に他のメンバーから見直された部分は?

「『やっと谷中を安心して見れるようになってきた』と言われましたよ。やっぱり問題児なので、心配なんじゃないですかね」と笑った。

東京スカパラダイスオーケストラは総勢10名のライブバンド。これだけの人数がいると、それぞれの音楽の方向性の違いなどが出てきたりしないだろうか? お互いにやりたいことが変わってしまって解散する、とはよく聞く話だ。

「そういうのはないですね。スカパラの中で全部出来るっていうのがあるんじゃないですか? ホーンセクションも5人いるし、そういう意味では、すごく贅沢にいろんなことが出来る。“これが出来るんならいいかな”っていうのがあるかもしれないですね。個人的に他にバンドを組んでいたりするメンバーもいますから。いわゆる衝突とかはないですね。ステージ上での衝突はありますよ。あ、ぶつかっちゃった!みたいな(笑)。何かあったらものすごく話し合うんですよ。コミュニケーションはむちゃくちゃ大事。ミーティング長いですよ」

「映画の冒頭と最後のシーンがスイスのヴィタートゥールっていうところだったんですけど、景色がスゴイ良かったんですよね。電車が通ってない線路で、みんなミーティングとか(笑)」。本作には、そんな彼らのミーティング風景も収録されている。

「呼ばれればどこへでも行く」というスタンスで活動を続けている東京スカパラダイスオーケストラ。ヨーロッパやアジアをツアーでまわったことで「自信がついた」と言う。

「いろいろな場所でやってみて、自分たちのペースで自分たちの音楽をやってて、ちゃんと受け入れてもらえるんだって分かったんですよね。それで自信がついたから、マイペースで活動できるようになってきたかな」。1989年にインディーズデビュー。そして1990年にメジャーデビューしてから、すでに17年。当時と変わらずに走り続けている彼らの集大成としても貴重な“ロードムービー”でもある『SMILE〜人が人を愛する旅〜』。まだまだ彼らには旅を続けてほしい。

そんな谷中さん自身の音楽の世界をverita musicでも紹介。3月21日(水)に発売されたばかりのベストアルバム「BEST OF TOKYO SKA 1998-2007」についてのインフォメーションもあるので、こちらも要チェック!
《text:cinemacafe.net》
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