オススメ!GWムービー vol.1 GWは「『バベル』へGO!!」!?

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『バベル』 -(C)2006 by Babel Productions, Inc. All Rights Reserved.
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新生活が始まって、ほっと一息つけるのがゴールデン・ウィーク。緊張続きで、コリコリになった心と体をゆっくり休めるよい機会です。また、ゴールデン・ウィークといえば、日本映画界では話題の新作が続々と紹介されるまさに“黄金の週間”。そこで4月のコラムでは、ゴールデン・ウィークのおすすめをご紹介します。

今、多くの映画ファンが「今か、今か」と待ち構えているのが4月28日(土)に公開される『バベル』ではないでしょうか。昨年度の賞レース絡みであまりに早くから話題になっていただけに、「あれ? 公開、まだだったっけ」という感じですが。

話題になった菊地凛子以外にも、注目ポイントは盛りだくさん。まず、監督は“あの”アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。注目度の低かったメキシコ映画を、一躍話題の中心にしてしまった人です。デビュー作の『アモーレス・ぺロス』はカンヌ国際映画祭批評家週間グランプリを受賞。9.11後の世界をオムニバス形式で描いた『11'09''01/セプテンバー11』では、エピソードのひとつを担当し、世界の巨匠と肩を並べました。続いてハリウッド本格進出作『21グラム』では、『アモーレス・ぺロス』と同様に、事故により交差する人々の人生を独特の手法で映し出し、名実共にハリウッドの実力者の仲間入りを果たします。そんな風に世界的注目が集まる中、発表された監督4作目が『バベル』というわけです。

出演はブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、ガエル・ガルシア・ベルナル、そして役所広司。彼らの巧みな演技と、聖書に描かれた人間の驕りの象徴である「バベルの塔」というモチーフが見事に溶け合い、分かり合えない人間たちの絶望と、そこから生まれる希望の兆しが映し出されます。登場するのは3大陸(アフリカ、アメリカ、アジア)4言語。ハリウッド映画といえども、稀に見るスケール感は圧倒的。そして、大味になりがちな娯楽大作とは一線を画した、観る者にさまざまな感情を去来させる複雑で深みのあるストーリーに、観終わった後の感動はじんわり。そして、静かな余韻はいつまでも続くのです。

そんな感想をことあるごとに話していたせいか、家人は人一倍期待を膨らませているよう。彼によると、『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』ならぬ、「GWは『バベル』へGO!」なんだそうで…。

《text:June Makiguchi》

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