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特攻の真実が描かれた映画が完成! 石原都知事、岸惠子、窪塚洋介らが舞台挨拶

“特攻の母”として知られる鳥濱トメさんの視点から、若き特攻隊員の熱く悲しい青春が辿った真実のエピソードを描いた戦争群像劇『俺は、君のためにこそ死ににいく』。石原都知事による脚本、製作総指揮としても話題の本作の完成披露試写会が4月24日(火)に行われ、徳重聡、窪塚洋介、筒井道隆、岸惠子を始め、多部未華子、中越典子、勝野雅奈恵ら共演陣と石原慎太郎、新城卓監督による舞台挨拶が行われた。

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『俺は、君のためにこそ死ににいく』完成披露試写会舞台挨拶
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“特攻の母”として知られる鳥濱トメさんの視点から、若き特攻隊員の熱く悲しい青春が辿った真実のエピソードを描いた戦争群像劇『俺は、君のためにこそ死ににいく』。石原都知事による脚本、製作総指揮としても話題の本作の完成披露試写会が4月24日(火)に行われ、徳重聡、窪塚洋介、筒井道隆、岸惠子を始め、多部未華子、中越典子、勝野雅奈恵ら共演陣と石原慎太郎、新城卓監督による舞台挨拶が行われた。

主演の中西隊隊長を演じた徳重さんは、「僕はこの『俺は、君のためにこそ死ににいく』という映画の中に特攻という真実があると思います。その事実をみなさんに観ていただいて、特攻兵の人たちがいたから、そして特攻兵を支えたトメさんがいたから、今のこの平和な日本があるのだということを分かっていただけると思います」と挨拶。自身が演じた特攻兵への追悼の意を示した。

隊員の中でただ一人「この戦争は負ける」と言い放った田端少尉を演じた筒井さん。「こういう素晴らしい映画に携わらせていただいて、より一層、今を精一杯生きていかなければならないと思います」と、平和な現在を生きる私たちに訴えかけた。

トメさんの次女を演じた多部さんは「きっと私と同じ10代の方たちは、あまり関心がない出来事なのではないかと思います。だからこの作品が、戦争や特攻、起こった事実を知るきっかけになれば良いと思います」と共に、本作と出会ったことで感じたことを語ってくれた。

実は今日の試写会は、平成4年4月22日に亡くなった鳥濱トメさんの追悼の意味も含めて開催されたもの。石原都知事は「まさに塗炭の苦しみを味わっている人生の中で、自分の少なくとも魂を救ってくれる人物に行き会うこともまれだと思いますが、私は鳥濱トメさんという方は特攻隊員にとって、地獄で会った仏様だと思っています。菩薩という言葉がございます。これは人間の身をしながら仏様がされる仕事をしてくださる。トメさんはまさしく菩薩だったんだと思います」と、生前交流が深かったトメさんを思い出しているようだった。

共に出陣した仲間と違い、自分一人だけ生き残ってしまったことで、ますます特攻への思いを募らせる板東少尉を演じた窪塚さん。「今を生きる僕らの価値観や考え方が全く通用しない、まさに時代劇と言っても過言ではないんじゃないかというくらいの時代の違いを感じる映画かもしれませんが、たかだか60数年前に実際に、こういうことがあったんだと、鳥濱トメさん始め、特攻隊員のそれぞれの命が生き抜いたこういう時代があったんだということを観てください。そして、観終わったあと、みなさんがそれぞれ感じた思いや気持ちを大切にしていただいて、この映画を完成していただければと思います」と、本作に真摯に取り組んだことを明かしてくれた。

自ら進んで監督を引き受けた新城監督。「家族を守るため、国を守るため、沖縄の近海に散っていった5,000名とも6,000名とも言われている隊員に対して、いつの日か感謝の言葉を捧げたい、といつも思っていました。石原さんのトメさんに対する想いとマッチングして本作が完成し、本当に感無量です。私の全人生を賭けて取り組んだ作品です」と並々ならぬ意欲を感じるコメント。

そして本作の、というよりも、本作が描いている時代を支えたトメさんを演じた岸さんは、「この映画は本当に素晴らしい人だったトメさんに対する鎮魂歌だと思っています。本当に戦争はみんな酷いものです。戦争で勝つ国も負ける国もみな荒廃していきます。私は心から戦争反対の気持ちでこの作品に参加しました。日本の若い人たちも世界の人たちにも知ってほしいと思います」と本作を通して戦争反対を訴えた。

太平洋戦争末期の特攻の真実を描いた『俺は、君のためにこそ死ににいく』は、5月12日(土)より全国東映系にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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