カンヌ国際映画祭60回記念企画「To Each His Own Cinema」にて世界の映画監督35人に選ばれた北野武が監督13作目として仕掛けた新作は、ギャングでもヴァイオレンスでもないウルトラ・バラエティ・ムービー『監督・ばんざい!』。一言で説明するならばツッコミどころだらけのおバカ映画である。キタノ・タケシ監督(ビートたけし)の暴力映画封印宣言から物語は始まり、小津安二郎風人情劇やらホラー映画やらワイヤーアクション全開の時代劇やら、とにかく爆笑エピソードが盛りだくさん! そんな北野作品に挑んだ鈴木杏に映画の面白さをインタビューした。