実物の人工尾びれに大興奮! 『ドルフィンブルー』を観て技術者に?

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『ドルフィンブルー』試写会にて実物の人工尾ひれを手にする加藤さんと未来の技術者(?)たち
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病気のために尾びれを失ったイルカのフジ。「もう一度、泳がせたい」——フジを世話する沖縄美ら海水族館の一人の獣医の熱意が、水族館の仲間やブリヂストンという世界的企業を動かし、世界初の人工尾びれプロジェクトが始動する。

実話をもとに、美ら海水族館の全面協力を得て製作されたこの夏公開の映画『ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ』の試写会が小学校入学前の子供から中学生まで、多くの子供たちを招待して開催された。上映後には、実際に人工尾びれの開発を主導した技術者、ブリヂストンの加藤信吾さんによるスペシャルトークショーも開かれた。加藤さんの語る、人工尾びれ開発秘話に子供たちは強い興味を持った様子で多くの質問も飛び交った。

映画で田中哲司が演じる技術者・須藤のモデルとなった加藤さん。水族館の獣医である植田啓一さん(劇中で松山ケンイチ演じる新米獣医・植村)がやって来た当初は「とても無理、断ろう」と考えていたという。だが、「フジの写真を手に、『この子をもう一度泳がせたい』と語る植田さんの熱意と、“世界初”という言葉に惹かれてついつい“巻き込まれて”しまいました」と笑顔で語る。通常の仕事と両立させながら、苦労して開発を進めたが「映画と同じように、改良を加えるたびにフジはそれに少しずつ応えてくれたんです」と嬉しそうに振り返る。

いかに壊れない尾びれを作るかが最も苦労した部分だったそうだ。加藤さんによると、フジの体重はおよそ240kgで元・大関の小錦と同じくらい。跳ぶ瞬間に尾びれに掛かる力は600kg〜1tで軽自動車1台に匹敵するとか! 「技術者の意地にかけて開発を進めた」という加藤さんだが「素晴らしい仲間がいたからこそ成功した」と、共に苦労した仲間を讃えた。

専門用語も交えた説明は子供には少し難解? と思いきや、加藤さんの話に子供たちは興味津々。この日、加藤さんが持ってきてくれた、実物の最新の人工尾ひれに群がり質問をぶつける。「本物のイルカの尾ひれの硬さは?」、「どれくらいお金がかかるの?」次々と繰り出される質問に、生き生きと答えてくれる加藤さん。「みんな鋭いねぇ、技術者になりなさい」と目を細める。映画の中で描かれた通りの、プロの誇りと情熱を持った加藤さんと、嬉しそうに尾びれに触れる子供たちの姿が印象的だった。『ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ』の公開は7月7日(土)より渋谷アミューズCQNほか全国にて。
《text:cinemacafe.net》

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