続編には日本人のミニモイも? リュック・ベッソン「僕も2ミリの世界に行きたいよ」

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写真嫌い? とも言われるベッソンだが子どもたちと一緒に笑顔で写真撮影
  • 写真嫌い? とも言われるベッソンだが子どもたちと一緒に笑顔で写真撮影
  • 「五感とイマジネーションを駆使した」と語るベッソン
  • アーサーTシャツでプロモーション・ツアーのラストを決めてくれた
鬼才リュック・ベッソンが原作、脚本、監督を務め、フレディ・ハイモア、ミア・ファローを起用しての実写と、マドンナやデヴィッド・ボウイらを声優陣に迎えた3Dアニメーションを組み合わせ、斬新な映像世界を展開させた『アーサーとミニモイの不思議な国』。フランスで600万人を超える観客動員数を記録した本作が9月、日本でも公開を迎える。6月14日(木)、本作のプロモーションのため来日中のベッソン監督による記者会見が開かれた。8か国に及んだプロモーションもこの日が最後(監督いわく「30回目の会見」)。少し疲れた様子を見せながらも、軽妙な語り口で作品について語ってくれた。

「なぜこの映画を撮ったかって? 甘やかされて育ったから他に何も出来ることがないんだよ」と笑う監督。さらに、実写と3Dアニメーションを組み合わせたことについてはこう語る。「僕の創作はまずストーリーありきなんだ。今回は10歳の少年、アーサーの物語。気づくと彼は身長2ミリになってる。もちろん、2ミリの俳優を探したよ。でも見つからないんでCGを使うことにしたんだ」。主人公・アーサーには子どもの頃の監督自身の体験や思い出が投影されているという。「ランチを食べながら母に昔の話をいろいろ教えてもらったよ。自分の中で鮮明だったのは飼ってた犬のことかな。決して裏切らず、何も語らず、秘密を守ってくれる一番の親友だったんだ。それから、両親が忙しかったからよく祖父母のもとに預けられて、少し寂しい思いをしたこと。こうしたことは全部投影されているよ」。

実写、3Dアニメーションともに自然の描写が美しい本作。監督は「自然が身近に存在した、ということも子ども時代の思い出の一つ。今の時代、人と自然の繋がりというものが壊れかけているように思うんだ。人は自然の輪の中に存在し、そこからはみ出して生きてはゆけない、ということを子どもたちに伝えたかった」と語る。ちなみに監督のお気に入りのシーンは、花の中で眠るシーンだとか。「あんまり気持ちよさそうだから、僕も2ミリになって、花びらの間から陽が差し込んでくるのを見てみたいよ」と笑った。

この日の会見場には、テレビ局から報道記者として派遣された子役タレントの細山貴嶺くんや小学生のダンサーたちの姿も。監督は、大人に交じって手を挙げる彼らの質問にも丁寧に答え、写真撮影では彼らを自ら招き入れた。ダンサーの女の子の「映画ではミニモイたちのかっこいいダンスシーンがあるけど、続編に私たちを出演させてもらえますか?」というお願いに「ダンスを入れる予定は今のところないけど、写真を送ってくれたら、君たちをミニモイのキャラクターとして登場させたいね」と笑顔で答え、これには子どもたちも大感激の様子だった。続編に関しては、3週間後に撮影が始まる予定でフランスではスタッフが待機しており「日本で何やってるの?」とせっつかれているとか。2作目、さらには3作目と、本作をシリーズ化させたいと語る監督。「だからこそ、この1作目をみなさんに気に入ってほしい」と日本でのヒットに期待を込めた。フランス最高の才能が「五感を駆使して」作り上げた『アーサーとミニモイの不思議な国』は9月、丸の内プラゼールほか松竹・東急系にて公開。
《text:cinemacafe.net》

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