もたいまさこ「メルシー体操はビリーよりハード!」。それでもゆるーい『めがね』

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『めがね』特別試写会の舞台挨拶に立ったキャスト陣と荻上監督。この日はめがねはもたいまさこと光石研の2人だけ
  • 『めがね』特別試写会の舞台挨拶に立ったキャスト陣と荻上監督。この日はめがねはもたいまさこと光石研の2人だけ
  • 前作『かもめ食堂』に続いての出演となった2人
  • 謎の高校教師と彼女を「先生」と呼ぶ青年。2人の関係は?
昨年公開され、ミニシアター作品としては異例の大ヒットを記録した『かもめ食堂』のスタッフとキャストが再集結。南の島の海辺のとある小さな宿を舞台に、ゆっくりと紡ぎ出される、どこか風変わりで心温まる物語『めがね』。本作の完成記念特別試写会が7月2日(月)に行われ、小林聡美、市川実日子、加瀬亮、光石研、もたいまさこという主要キャスト5人と、荻上直子監督が舞台挨拶に登壇した。

撮影は今年の3月から4月にかけて、奄美諸島に属する与論島で行われた。作品に関してキャスト陣、監督の口をついて出た言葉は「ゆるい」、「のんびり」、「リラックス」といったものだったが、撮影現場も作品の雰囲気そのままだった様子。『かもめ食堂』に続いて主演を務めた小林さんは「最初に台本を読んでみて、私の役はリラックスできない役だったんです。でも島に行ったらマイナスイオンとアルファ波の嵐で、リラックスしないでどうする? という環境でして。台本は頭に入ってこないし、どうしたらいいんだろう? という感じでした」と笑ってふり返った。加瀬さんも本作の現場を「明らかに異質」と断言。「最初は僕もやる気十分で、東京で台本読んで島に入ったのですが、最初に目に飛び込んできた光景が、もたいさんがヤギと散歩しているところでした…。その瞬間に何かが飛んでしまって(笑)」。そのもたいさんは島に足を一歩踏み入れた時点で、役作りについて「無駄だ…全ては無駄なんだ」と悟ったとか。

劇中では全員がめがねを着用。普段はめがねをかけないという市川さんは「自分じゃないみたいでした」とふり返ったが、タイトルの理由について監督に質問が。その答えは「私も普段、めがねですが、小林さんもめがねでプロデューサーもめがね。打ち合わせをするたびにみんなめがねで、これは『めがね』かな、と」という、にわかには信じ難いもの。タイトルに意味を持たせないという理由で『めがね』と決まったとか。この監督にしてこのゆるい映画ありというべきか…?

「東京に帰りたくなくなった」と語るほど、楽しい現場だったという市川さん。撮影以外の時間は「夕食後に必ず犬と遊んだり、洗濯したり、そういうことが大切でいいなぁと思えました」と映画さながらに、東京とは違った生活をフルに楽しんだ様子。光石さんが「みんなで買い出しに行くのが楽しかった」と言うとキャスト陣は即座に反応。「『Aコープ行く人?』、『はーい!』って感じでした」と明かしてくれた小林さんの言葉通り、一番のレジャーがこの、みんなで行く買い出しだったそうだ。一同の口から「Aコープ」という単語が何度も飛び出した。この実力派俳優たちが1か月間、毎日のように集団でスーパーに買い物にくり出す姿、ちょっと想像できません。

この日が初めてのお披露目となった本試写会。これから映画を観る観客を前にしての挨拶とあって、あまり作品の中身についてのコメントはなかったが、もたいさんからぜひ注目してほしいというシーンの言及が。それはこの宿の面々が毎日、町の人々と一緒に浜で行っている“メルシー体操”と呼ばれる、見たこともない不思議な体操。ビリーズ・ブートキャンプへの入隊と除隊を繰り返しているというもたいさん曰く「簡単そうで、ふざけてるようで意外と大変。ビリーよりハードです」。さて、効果のほどはいかに? 劇中の世界を疑似体験させてもらったような、のんびりとリラックスしたムードの中で舞台挨拶は幕を閉じた。

『めがね』は9月22日(土)よりテアトルタイムズスクエア、銀座テアトルシネマ、シネセゾン渋谷ほか全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》

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