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サトエリ、七夕の空に向けて“勘違い女日本代表”&“結婚したい”宣言

東京から帰ってきた、自意識過剰な勘違い女の澄伽と、彼女に怯え、翻弄されつつも、それぞれにどこか普通じゃない家族の面々。彼らの一触即発の人間関係を赤裸々に、そしてブラックユーモア満載で描き出した『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』が7月7日(土)に初日を迎え、主演の佐藤江梨子、澄伽の兄・宍道役の永瀬正敏、宍道の妻・待子役の永作博美に吉田大八監督と、原作を手がけた劇作家・小説家の本谷有希子が舞台挨拶に登壇した。

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劇中以上(?)に、どこか異様な存在感を漂わせる『腑抜けども』キャスト&スタッフの面々
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  • 劇中以上(?)に、どこか異様な存在感を漂わせる『腑抜けども』キャスト&スタッフの面々
  • 何度となくしてきた”勘違い女宣言”。日本代表を自認
  • 形容するのが難しい、何とも微妙な夫婦を演じた永作博美と永瀬正敏
東京から帰ってきた、自意識過剰な勘違い女の澄伽と、彼女に怯え、翻弄されつつも、それぞれにどこか普通じゃない家族の面々。彼らの一触即発の人間関係を赤裸々に、そしてブラックユーモア満載で描き出した『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』が7月7日(土)に初日を迎え、主演の佐藤江梨子、澄伽の兄・宍道役の永瀬正敏、宍道の妻・待子役の永作博美に吉田大八監督と、原作を手がけた劇作家・小説家の本谷有希子が舞台挨拶に登壇した。

澄伽を演じた佐藤さんは「大切な土曜日、大切な七夕の日に、こちらに来ていただいてありがとうございます」と挨拶。カンヌのレッドカーペットを歩いた佐藤さんも「昨日は眠れませんでした」と言うほど、初日を前に緊張していたらしいが、多くの観客がつめかけたことにホッとした様子。ちなみにこの日の衣裳はレッドカーペットのときに来ていた着物をアレンジしたもので、髪には笹の飾りが。「“勘違い女日本代表”ということで、勘違いして来ちゃいました(笑)。笹の葉はパンダと七夕を意識してます」と語り、会場をわかせた。作品について「本谷さんの原作が素晴らしく、共演したみなさんは個性的で実力派の方ばかり。今日ここにはいない佐津川さんも、とても素敵な女優さんでした。観てくれた自分の周りの人間はみんな『良かった』と言ってくれるので喜んでいます」と語った。

続いて挨拶に立った面々は、口々に「友達に作品を伝えてほしい」(永作さん)、「ご親戚に」(永瀬さん)、「お父さん、お母さんに」(本谷さん)、「知り合いに」(監督)と初日初回を観終わったばかりの観客を前にアピール攻勢。だがそんなアピールは無用? 「いかがでしたか?」という監督の問いかけに観客席からは割れんばかりの大きな拍手がわき起こった。

原作者の本谷さんは「エンディングなど、真逆と言ってもいいくらい原作と異なるところもあります。私は(原作とは)別物として『吉田監督っておもしろい話考えるんだな』って感じで観てました。19歳の頃に書いたものなんですが、このような形で、こんな方々が演じくださったことに、不思議な気持ちでいっぱいです」と語ってくれた。

自前の着物で登場した永作さん。度を超したお人好しで、空気の読めない兄嫁・待子を演じた。「待子は生い立ちからして大変で、辛いことに不感症になってしまった女。私の思う“憎みきれないウザい女”にしたいと思って演じました。笑っていただけたら嬉しいです。生きているだけで笑える人というのもいいですね」と語った。待子による人形作りのシーンは観客に強い印象を与えた様子。「あのシーンは本当に楽しかったです。“呪い”と言われても全然嫌じゃないです。魔除けのストラップとかになったらいいですね(笑)」と商品化まで目論む。

こうしたキャラの濃い女性陣に囲まれた永瀬さんが演じる、澄伽の兄・宍道も相当に変な男。澄伽との間に秘密を抱え、澄伽には異常に気を使う一方で妻・待子には辛く当たる。永瀬さんは「宍道は全部自分で抱え込んじゃって、結局は潰れてゆく人間です。共通点? 僕だったら、ほかの人に振ったり、相談すると思いますよ」とのこと。

そして七夕とあって、出演者が事前に短冊に書き込んだ願い事を大発表。「『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』にたくさんのお客さんが来てくださるように」と書いた佐藤さんは「発表するってわかってたら『結婚したい!!』とか書いたのに!」と残念そう。その「結婚したい宣言」は誰へのアピール? 最後に監督が「レディス・デイなど安い日もありますし、2回、3回と観に来てくださっても結構ですので」とギリギリまで作品を宣伝し、大きな拍手の中、舞台挨拶は幕を閉じた。

『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』は全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》

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