熟練シェフによる豪華オムニバス・スローフード・アニメ『Genius Party』

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『Genius Party』初日舞台挨拶にて左から、渡辺信一郎監督、矢部太郎、柳楽優弥、菊地凛子、栩原楽人
  • 『Genius Party』初日舞台挨拶にて左から、渡辺信一郎監督、矢部太郎、柳楽優弥、菊地凛子、栩原楽人
  • 『Genius Party』舞台挨拶にて柳楽優弥
  • 『Genius Party』舞台挨拶にて菊地凛子
これまでにも多くのアニメーションの名作を生み出してきたSTUDIO4がスタートしたプロジェクト「Genius Party<ジーニアス・パーティ>」。その名の通り、世界が認める才能を持つクリエイター、7人によるオムニバス・アニメが『Genius Party』だ。“想像力の制約は、ゼロ”をテーマに生まれたパーティ・ムービーである本作が7月7日(土)に初日を迎え、声優を担当した柳楽優弥、菊地凛子、矢部太郎(カラテカ)、栩原楽人、渡辺信一郎監督(「BABY BLUE」、音楽プロデューサー)、佐伯幸枝プロデューサーが初日舞台挨拶を行った。

「Genius(天才)のパーティを楽しんでください」と挨拶したのは、「BABY BLUE」で初めて声優に挑戦した柳楽さん。幼なじみの高校生2人の少し切ない青春ラブストーリを描いた本作について、「全部通して観なきゃわからない映画です。全体が見どころだと思います」と語ってくれた。

カラテカの矢部さんは、『鉄コン筋クリート』で美術監督をしていた木村真二監督の「デスティック・フォー」に出演。“キモグロカワイイ”4人組が繰り広げるスラップスティックコメディで、構成作家の高須光聖もシナリオに参加している。「台本がスウェーデン語だったのでビックリしました。それを(共演の)山口智充さんと一気に覚えてました。声優は初挑戦でしたが、自分のポテンシャルの高さにもビックリです(笑)。今後はそちらも視野に入れていきたいと思います」と作品のみならず、自分をもアピール(笑)。

漫画家として活躍している福山庸治監督の「ドアチャイム」に参加した栩原さんは、「(上映前の舞台挨拶なので)あまり話すとネタばれになっちゃいますね。『ドアチャイム』は、あせる作品です。“やばいな、どうしよう”と思います。夢に出てきちゃいそうな感じです」と、見どころを口に出せずに苦笑い。

『Genius Party』のプロデューサーである佐伯さんは、「ほかにも『上海大竜』、『LIMIT CYCLE』、『夢みるキカイ』と作品がありますが、一度観てスカッとして『面白かったね』で終わってしまうのではなく、『あれは何だったんだろう?』と言葉に出来ない何かが残ってしまう作品です。映画の後に、ちょっと考えてしまう時間が持てるというのが一番の見どころだと思っています。この100分ちょっとという作品を楽しむ、そして、その後に残っていく記憶というのが、この映画の価値だと思っています」と、見どころだけではなく、作品全体についても語ってくれた。

菊地さんが「本当にすごいアニメのオンパレードを期待していただいていいんじゃないかと思います。どうぞ楽しんでいってください。そしてもし作品を楽しんでいただけたら、家族やお友達に薦めていただけたらとても嬉しいです」と語る「BABY BLUE」の渡辺監督は『Genius Party』を「料理に例えたらスローフード」だと言う。「最近のアニメーションは、どんどん3Dになっていって手で描いているアニメーションが少なくなっているんです。アメリカのディズニーも手描きアニメからは撤退してしまいました。確かに3Dの方が早くて効率的で、1枚1枚描いていくのは大変です。でもこの作品は、熟練したシェフたちが、すごく時間をかけて1枚1枚丁寧に作っている。いまどき貴重な作品じゃないかと思います」と本作への、そしてアニメーション作品への強い思い入れを見せてくれた。

渡辺監督が「ハリウッドのファーストフードも良いですが、こういうスローフードも生き残ってほしいです。ゆっくり時間をかけて味わってください」と語る『Genius Party』は渋谷シネ・アミューズほか全国にて順次公開中。
《text:cinemacafe.net》

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