N.Y.に“弥次喜多”ご一行が登場! 『やじきた道中 てれすこ』ワールドプレミア

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『やじきた道中 てれすこ』 -(C) 「てれすこ」講中
  • 『やじきた道中 てれすこ』 -(C) 「てれすこ」講中
  • コロンバス・サークルにて記念撮影を行った(左から)柄本明、中村勘三郎、小泉今日子
  • まるで江戸時代からタイムスリップしてきたかのような3人
十返舎一九の滑稽本「東海道中膝栗毛」。弥次郎兵衛(弥次さん)と喜多八(喜多さん)が東海道を歩いて江戸、京都、大坂へ旅をする珍道中を描いたこの作品から、“弥次喜多道中”といえば、のんびりとした愉快な旅といったイメージが定着。本作をモチーフにした“何でもアリ”の時代劇コメディ『真夜中の弥次さん喜多さん』が世間の話題をさらったことも記憶に新しい。その弥次さん、喜多さん(通称=弥次喜多)の2人に再びスポットを当てた映画『やじきた道中 てれすこ』が11月10日(土)より全国にて公開される。

その日本での公開を前に、ニューヨークにて本作のワールドプレミアが開催され、弥次さんに扮した歌舞伎役者の中村勘三郎、喜多さんを演じた柄本明、そして弥次喜多の旅に花を添える花魁・お喜乃役の小泉今日子、平山秀幸監督がこのイベントのために渡米。アメリカ現地時間7月23日(月)、リンカーンセンター内のウォルター・リード・シアターにて舞台挨拶を行った。

劇中の衣裳で登場したキャストの3人。勘三郎さんと柄本さんは籠を背負い、「おいおい、置いて行くな」、「何でお前らが先に行くんだ」などと言い合いながら、客席の合間をぬって会場に入った。勘三郎さんは「昨日、このリンカーンセンターでの中村座歌舞伎公演が終了しました。ありがとうございました。リンカーンセンターのご好意で『やじきた道中 てれすこ』までも上映されることに、大変エキサイティングしています」と挨拶。さらに、「この映画の企画は、平山監督から10年前くらいに『映画をやりたいね〜』っていうオファーをいただいていたもので、結構昔なんですよ。そしたら先に平山監督から勘太郎に主演の話がいっちゃって(『ターン』)、親より先ですよ(笑)。その上、宮藤(官九郎)さんが『真夜中の弥次さん喜多さん』を七之助で撮るって言ってきて…。この映画の撮影まで、随分かかりました」と、本作の企画段階から関わっていたことを明かしてくれた。

喜多さんを演じた柄本さんが「ニューヨークに来てこんな格好をして、非常に恥ずかしいです(笑)。日本のマスコミの方も、わざわざお越しいただいて、本当にありがとうございます。ぜひ、何でもいいから記事にしてください」と言うと、場内は爆笑。「私は首つりのシーンがあるのですが、実はその撮影前日まで座骨狭窄症で入院していたんです。結局、発熱してじんましんも出て…今日の大降りの雨と同じくらい大変でしたので、ぜひとも少しでも多く記事にしていただければと思います!」と映画をアピール(?)した。

小泉さんは「今ここに立っていると、江戸時代からタイムスリップしてきたような、とても不思議な気持ちです。撮影は、人生の旅をしているような感じでした」とコメント。勘三郎さんと柄本さんと共演したことについては「いい体験をさせていただきました。お二人は舞台でも長く共演されていらっしゃるから、芝居が始まると止まらないと思われるくらい息がぴったりでした。勘三郎さんは瞬発的に反応していく力があって、羨ましかったです。柄本さんは…いま思い出そうとしたら苦しい顔が浮かびました(笑)。一緒にやっていてなぜか楽しくなる人です」とそれぞれの印象を語った。

『しゃべれども しゃべれども』で心温まる人情劇を描いた平山監督。「僕はもともと『お熱いのがお好き』などのアメリカのコメディが好きなんです。日本の素材である“弥次喜多”でコメディを作れればいいなと、ずっと思っていました。僕が大好きなコメディがあるアメリカ・ニューヨークで初めて上映できて、とても誇りに思っています」と喜びを語った。

ニューヨークでのプレミア上映を記念して、コロンバス・サークルにて写真撮影を行った“弥次喜多”ご一行様。現代的な建物の中で、小泉さんの言う通り、タイムスリップしてしまったかのような彼らを、日本人としては応援したくなる。「温泉につかったような映画」と勘三郎さんが言う『やじきた道中 てれすこ』は、11月10日(土)より丸の内ピカデリー2ほか全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》

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