ファッション小噺vol.51 エイジレス、ジョージ

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8月1日に行われた『オーシャンズ13』ジャパンプレミアでのジョージ
  • 8月1日に行われた『オーシャンズ13』ジャパンプレミアでのジョージ
辞任した赤城徳彦農水大臣。この人の顔を見ていると、とても「幼い」と感じませんか? 若く見えるとか、そういう単純なことじゃない。しわやシミはあるけれど、年相応でない未熟さがある。形状ではなく、雰囲気が子供っぽいというか。最近、メディアに出ると決まって記者に詰め寄られているせいもあって、叱られている子供のよう。絆創膏を貼って登場したときは、あまりにひ弱な少年っぽいので、悪いと知りつつ吹きだしてしまいました。

「自分の顔には責任を持て」と言いますが、好みは別として、政治家にはこういうタイプが非常に多い。それは、映画で若手俳優が特殊老けメイクを施したような感じ。美容整形をしている人に感じる違和感と同種の“ちぐはぐ感”というものでしょうか。年を上手く重ねていない感じがありありなんです。

それに比べて、7月31日(火)に会ったジョージ・クルーニー、46歳! ブラピとほんの2歳差というのは驚きだし、老けていることを気にかけているようなジョークもお得意だけれど、いえいえどうして、良い年の重ね方をしていますよ。

別にファンじゃなかったけれど、実際に会ってしまうと、顔かたち(顔が小さくて、意外とスタイルも良かった!)のせいばかりでなく、彼のスマートな頭脳、ユーモアのセンス、洗練された佇まい、気配り、地に足の着いた様子にすっかりやられてしまいました。彼から発せられるもの全てはよくバランスが取れていて、年齢などどうでもよいものになってしまいます。これぞ本当のエイジレスか。

今、日本の男性は年より若く見える人がたくさんいます。若々しいのは、女性同様いいことのはず。でも、日本にはジョージ・クルーニーに負けないバランスを持つ男性が何人いるのか。要は、精神の成熟と色気の問題なのかも。

これは、女性にも言えることかもしれません。日本では、女性をほめる言葉に「可愛い」というのがあるけれど、それがもし「幼い」と同意語であるならば、決してほめ言葉ではないはず。もし、「幼い」と言われて喜んでいる30代の女性がいたら気持ち悪いですよね。それなのに、30歳を過ぎていても、甲高い声で騒いだり、ちょこちょこと子供っぽい動きをしたり、落ち着きがなかったりする人が現実にいる。海外に行くと、日本人性が際立つのはそんな様子からという現状もあります。ちょっと悲しいですよね。

「若々しさ」と「幼さ」の違い、そろそろ日本でも認識されるべきかもしれません。表面的な若さばかりを追求していくと、今後世界は恐ろしい方向に向かっていくかも…。どうしたら、本当の意味でエイジレスでいられるのか。ジョージ兄貴にご指導願いたい!

《text:June Makiguchi》
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