実写版が作られる日も遠くない!? ロカルノで認められた『ベクシル』が凱旋帰国!

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『ベクシル −2077日本鎖国−』凱旋披露試写 (左から)mink、谷原さん、黒木さん、松雪さん、曽利監督 
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5年ぶりとなる監督作で、日本が世界に誇るクリエイター、曽利文彦が最新3DCG技術を見せつける『ベクシル −2077日本鎖国−』。先日、スイス・ロカルノ国際映画祭の巨大スクリーンで上映され、多くの賞賛の声を集めた本作が凱旋帰国。8月18日(土)の公開初日に先がけて、8月9日(木)、完成披露試写会が開催され、黒木メイサ、谷原章介、松雪泰子の豪華声優陣、曽利監督、そして主題歌を手がけた歌手のminkが登壇した。

ロカルノでは、会場が8,000人以上もの観客で埋め尽くされ、大きな賑わいを見せた本作のワールド・プレミア。この日も550人の会場が満席のなか、舞台挨拶がスタートした。まずは、帰国したばかりの曽利監督が、スクリーン上でロカルノの会場の模様を披露。世界の舞台での大役を終えて「緊張しましたが、とても反応が良くてほっとしました」と報告した。「日本映画でSF大作を作るのは難しいということは分かっていました。でも自分自身、ハリウッド映画に育てられたと思いますし、それを超えることが恩返しかもしれないと思ったのです。そこで自分の得意分野である3DCGで、ハリウッドに負けないアクション映画を作りたいと思いました。このストーリーは、人と人とのコミュニケーションが薄くなっていく“個人の鎖国”というところから考えつきました」と作品に込めた思いを語った。

本作の主人公、女性兵士・ベクシルを演じた黒木さんは「この作品が75か国で上映されるのが嬉しい。楽しんでください」と挨拶。声優初挑戦となった本作を観終えて「『ベクシル』で描かれるのは、そう遠くない未来の日本であり、いろいろと考えさせられました。初めはキャラクターから聞こえる自分の声に違和感を覚えながら観ていたのですが、いつの間にかそんなことも忘れ、リアルな映像とストーリーに引き込まれました。声優はとても難しいものを想像してたのですが、とても楽しい時間でもありました」とふり返った。

予想外にも? 会場に大勢の女性が集まったことに喜びを見せたのは谷原さん。米国特殊部隊“SWORD”のリーダー・レオン役を通して「21世紀は女性の時代? と思えるくらい、レオンはベクシルや(松雪さん扮する)マリアに助けられている」と、劇中の女性の力にも圧倒された様子。そして「普通は男性が女性を助けることが多いのに、この設定はどうなのかと監督にお伺いしたところ、映画には描かれていない世界でレオンはみんなを支えているから、彼女たちに愛され、助けられているんだ、と説明を受けました(笑)」と会場を和ませた。

そんな谷原さんを尻目に、松雪さんは自身の演じたマリア役を「全てを悟り、残された時間を全うして生き抜いていく強い女性」と表現する。「包容力や母性的感覚を持った深みのある女性を、声を通して表現しました。監督とどういう声で演じていくかを相談して、いくつか試していくなかで、低い声でアプローチしようと決めました。とても勉強になったし、楽しい時間でした」と、マリア役を創り上げていくまでの過程を明かしてくれた。

この舞台挨拶とともに、この日会場では、本作のスタッフが制作した主題歌「Together again」のPVが上映され、全編3Dライブアニメの映像とともにminkさん本人の歌声も披露された。初めて作詞を手がけたこの曲について「この映画を観たときの感動を歌に込めています。人の切なさ、複雑さ、そして希望。もう一歩踏み出すために、辛いことがあっても今の世界から進む大切さを歌いました」とコメントを残してくれた。

そして最後に、誰よりもこの日を心待ちにしていただろう曽利監督。「自分たちが作った映像に、ボイスキャストの方が声で命を吹き込んでくれる瞬間に感動しました。実写を撮っているような感覚でした。本当に素晴らしいキャスト、スタッフと『ベクシル』を作れたと思っています。そして、素晴らしい音楽を提供してくれたポール・オークンフォールドにも感謝しています。素晴らしい映画になりました」と作品に携わった全ての人々に感謝の言葉を捧げた。

挨拶後に、本作の公開75か国という快挙にちなんで、75か国の国旗を持った会場の観客と、“鎖国日本 世界制覇”と書かれたパネルを掲げたゲストによる写真撮影を行い、舞台挨拶は盛況のうちに幕を閉じた。「『ベクシル』の実写版があったら、キャストはこのままで決まりです(笑)!」と曽利監督が胸を張って宣言した『ベクシル −2077日本鎖国−』は、いよいよ8月18日(土)より全国松竹系にて公開。
《text:cinemacafe.net》

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