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夏に観たい怖い映画vol.2 炸裂、日本発ホラーの夏

夏休みに入ったせいもあるのでしょうか。TVでは、昼夜を問わず新旧の怖い映画が連日放映されています。なかでも、やっぱり一番怖いのは、日本映画界が放つジャパニーズ・ホラー。じっとりジメジメと念が刻み込まれたようなフィルムには、“その映画を観ただけで忌まわしいことが自分の身にも起こるのでは”と思わせるほどの力があります。

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『呪怨 パンデミック』 -(C) 2006 GHP 4 - GRUDGE 2, LLC.  All rights reserved.
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夏休みに入ったせいもあるのでしょうか。TVでは、昼夜を問わず新旧の怖い映画が連日放映されています。なかでも、やっぱり一番怖いのは、日本映画界が放つジャパニーズ・ホラー。じっとりジメジメと念が刻み込まれたようなフィルムには、“その映画を観ただけで忌まわしいことが自分の身にも起こるのでは”と思わせるほどの力があります。

アルフレッド・ヒッチコックを敬愛するロバート・ゼメキスは、『ホワット・ライズ・ビニース』公開時に来日した際、恐怖映画の魅力をこう話したことがあります。
「恐怖が生まれるのは、観客が感情的に映画の中にすっかり巻き込まれた時だ。これは何もホラーに限ったことではない。良い映画であれば、 コメディでも悲劇でも何でもそうなんだけれど、観客が映画の登場人物の気持ちになると、観客の理性と感情が入れ替わるんだ。 怖い映画を観ていて“私は映画館にいて安全なんだ。映画とは無関係だから大丈夫”と分かってはいても、それを忘れて本当に怖くなってしまう。良い映画は知性と感情の転換をさせてしまうんだ。頭で考えるのを忘れさせ、恐怖を感じさせて、 観客を巻き込む力を持つ映画こそが本当の恐怖映画なのではないかな」。

まさに、日本映画が世界に認められているのはこれが理由。この世のものではないものの気配を描く手法が絶妙で、見せられたものを怖いと思うというよりも、気配から想像し自らが心の中で増殖させてしまう恐怖に囚われるという感じ。最近では、まさに『呪怨』シリーズがその筆頭。ハリウッドでもリメイクされ、大ヒットしたことは記憶に新しいと思いますが、この夏はハリウッド版のシリーズ第2弾がついに登場します。その名も、『呪怨 パンデミック』。舞台はもちろん日本の、あの呪われた幽霊屋敷。監督は日本版のみならず、ハリウッド版も手がけて世界のヒットメーカーの仲間入りを果たした清水崇。この名前を見るたびに、崇の文字を“祟”(タタリ)と見間違えてしまって、もうそれだけで怖い。

ちなみに、“パンデミック(PANDEMIC)”とは、流行り病のこと。観るだけで、いやなことがスクリーンの向こうからやって来そうな感じが炸裂しています。さらには、オフィシャルサイトが、また忌まわしい(もちろん、あの声も…)。ぜひ今夜は、暗い部屋でただ一人、呪怨サイトを開いてみてはいかが?



・『呪怨 パンデミック』公式HPhttp://ju-on.jp/index_pc.html
《牧口じゅん》

映画、だけではありません。 牧口じゅん

通信社勤務、映画祭事務局スタッフを経て、映画ライターに。映画専門サイト、女性誌男性誌などでコラムやインタビュー記事を執筆。旅、グルメなどカルチャー系取材多数。ドッグマッサージセラピストの資格を持ち、動物をこよなく愛する。趣味はクラシック音楽鑑賞。

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