甲子園以上の熱戦がプレイボール! 『キャプテン』初日舞台挨拶

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『キャプテン』初日舞台挨拶。左から永井浩介、中西健、岩田さゆり、布施紀行、小川拓哉、宮崎美子、室賀厚監督
  • 『キャプテン』初日舞台挨拶。左から永井浩介、中西健、岩田さゆり、布施紀行、小川拓哉、宮崎美子、室賀厚監督
  • 緊張した面持ちで舞台挨拶に立った布施紀行
  • 慣れた感じで質問ごとに口調を変え、会場をわかせた筧利夫
夏真っ盛り、熱い戦いを繰り広げる甲子園も佳境を迎えた8月18日(土)、多くの高校球児たち、そしてイチローや松坂投手をはじめ多くのプロ野球選手も愛読した、ちばあきおの同名漫画を映画化した『キャプテン』が宇都宮での先行上映に続き全国公開を迎えた。初回上映後の舞台挨拶に、主人公の谷口役の布施紀行をはじめ、墨谷二中のユニホームに身を包んだ小川拓哉、中西健、新聞部の佐々木舞役の岩田さゆり、野球部員の兄貴分・サブを演じた永井浩介、さらに谷口の父親役の筧利夫と母親役の宮崎美子、そして室賀厚監督の総勢8人が登壇した。

布施くんは自身もバリバリの現役高校球児。3,000人の候補者の中から見事、谷口役を勝ちとったが「決まった瞬間は僕が主役で映画ができるのかな、と思った」と言う。「でも、観てみたら意外と面白くてよかったです」と照れくさそうに語ると観客席からは笑いが起こった。「筧さんが『緊張しないでやれよ』と言ってくださったんですが、撮影が終わってやっと緊張が解ける感じで、カメラが回ってるときは緊張しっぱなしでした」という。

「撮影のころと比べて20センチも背が伸びました」と語るのは小川くん。野球部のムードメーカーである丸井を元気いっぱいに演じた。原作は4部構成となっているが「『キャプテン2』がぜひ出来たらいいなと思ってます」と続編に意欲を見せた。

同じく野球部の後輩・イガラシ役の中西くんは福岡出身だけにご当地ソフトバンク・ホークスのファンだとか。「現場は同世代の仲間が多くて楽しかったし、うるさかったです」と語ると、すかさず永井さんから「お前がな!」とつっこみが。現場では布施くんらとプロレスごっこで盛り上がったのだとか。

墨二中の新聞部員で野球部の快進撃を追いかける舞を演じた岩田さんは「私もそうだったんですが、野球を知らない女性の方でも楽しめる映画になってます」と笑顔で語ってくれた。

かつて自身も甲子園を目指したが、故障で野球をあきらめたという永井さんは「野球と原作が大好きなスタッフとキャストが集まったこの映画のおかげで、挫折した傷が癒えました。甲子園を見るよりも気持ちいい映画になってます」と自信をのぞかせた。

生粋のタイガースファンであり、「キャプテン」を読んで育ったという室賀監督は念願かなってこの名作の映画化を実現させた。「これまで人を殺す映画ばかり作ってきたのに、今回ははつらつとした青春映画で勝手が違う部分もありましたが、“男の映画”というスタンスで撮りました。撮影前は、子供たちとどうコミュニケーションを取るか悩みましたが、現場に入ったら普通に話ができて、いかに自分の精神年齢が低いかがわかりました」という監督の言葉に舞台上の俳優陣からも笑い声が上がった。

厳しくも愛情たっぷりに谷口を支える父親を演じた筧さんは、布施くんについて「ナイスな男だね、素晴らしい! その一言です」と絶賛。作品について質問が飛ぶと「映画を観たたくさんの少年が野球に興味を持ち、素晴らしい人生の指針を築いていってくれることを心より望んでおります」と役柄のチャキチャキの江戸っ子とはかけ離れたかしこまった口調で語り、笑いを誘った。

そして包容力のある谷口の母を演じた宮崎さん。「この母ちゃんは父ちゃんがそばで男らしさ、かっこよさを体現しているので、言葉に出さなくてもいいんですね。だからにっこりと見守っていました。監督は“男の映画”とおっしゃいましたが、私は野球部員だけでなく父ちゃんやサブちゃんを含めた“男の子たちの映画”だと思っています。そして、そんな男の子たちが生き生きとしてくれると嬉しい女の子の映画でもあります」と“母は強し”と感じさせるさすがのコメント。筧さん、宮崎さんの息の合った掛け合いにもぜひ注目したい。

少年たちのひたむきな姿が、大人が失ってしまった何かを思い出させてくれる熱い青春映画『キャプテン』は渋谷Q-AX シネマほか全国にて公開中。
《text:cinemacafe.net》

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