【ヴェネチア映画祭レポートvol.12】ヴェネチアのサプライズは最後に特大が…
さて11日間続いた映画祭もこれで終わり。ふり返れば、ネットがつながらなかったり(プレス登録に50ユーロも払ったのに!)、もろもろ段取りが悪かったり、物価が高かったりと、最初は不満もあったが、いつしかヴェネチアのゆるい風にすっかりはまってしまった。また来年も足を運んでしまいそうだ。毎朝、『旅情』でキャサリン・ヘプバーンがコーヒーを飲むサンマルコ広場を通りぬけ、『リトル・ロマンス』で小さな恋人たちが目指すため息の橋を眺めながら、船に乗って『ベニスに死す』の舞台であるリド島に向かう…なんて、よく考えたら贅沢だもの。
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ちなみに、映画祭のチケットは一般発売されており、1回8ユーロから、レッドカーペット付きの40ユーロまで様々な種類がある。イベントもいろいろあり、映画ファンなら一度は足を運ぶ甲斐があるはず。
さて、我が愛するオーウェン・ウィルソンの自殺未遂から、アン・リー監督の2作連続受賞にいたるまで、サプライズ続きだった今年のヴェネチア。しかし、本当のサプライズは最後の最後に待っていた。帰途、ヴェネチアみやげをパンパンに詰め込んだ私のスーツケースが、ロスト・イン・トランスポーテーションしてしまったのだ。でも、それは、また別の話…。
写真は、サンマルコ広場近くの船着場。ここから毎日船に乗って、映画祭会場のリド島に通ってました。