【『黒帯』撮影現場レポートvol.01】“空手映画”の迫力の現場を生で見たい!

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『黒帯 KURO-OBI』撮影現場レポート photo:Akira Sano
  • 『黒帯 KURO-OBI』撮影現場レポート photo:Akira Sano
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『黒帯』は、日本製の純然たる“空手映画”だ。香港ナイズされたカンフーもどきのエセ空手ではない。期待と不安相半ばしながら脚本を手にした。そこに描かれていたのは空手家の内なる格闘だった。飯田譲治氏の手によるシナリオには、格闘家ならずともハッとさせられる人間の懊悩と心をえぐるセリフが叩きつけられている。つまり普遍的な人間ドラマがそこにはあったのだ。

夢中で脚本を読み終えると即座に取材の依頼を引き受けた。ロケ地がとんでもない地方ばかりとのことだったが、全く気にならなかった。脚本の熱さに興奮していた。しかもキャストはいずれも本物の空手の達人ばかり。迫力の現場を生で見られる。

物語の舞台になるのは昭和七年。軍部が力を持ちはじめて日本に戦雲の兆しが見えはじめた頃のこと。山奥で師匠・柴原英賢の下で空手の修行に明け暮れる義龍、大観、長英という3人の若者がいた。

まず最初のロケ地は静岡県の御殿場の山奥にある神社。ここで3人が師匠と稽古しているシーンの撮影があるのだ。この神社での撮影はこれで5回目になるが、いずれも雨になっているそうだ。「呪われてる」と噂になっていた。この日は朝から薄曇りながら陽が差している。夜まで撮影スケジュールが詰まっている。この天候が続くといいのだが…。

義龍、大観、長英が師匠の英賢に見守られて修行をするシーンが始まった。義龍役の八木明人さん、大観役の中達也さん、長英役の鈴木ゆうじさん。いずれも空手の猛者だけに型を見ているだけでその迫力に圧倒させられる。と、思いつつも「空手の型をしている時ってその独特の呼吸法で鼻息の音が凄いんですね」などとくだらないことを考えていると、本番になった。監督のOKが出た。しかしこれで終わりではない。さらにカメラの位置を変えて何度も撮り直す。さすがに空手の達人たち、ブレがない。それにしてもハンサム揃いだ。

この日で夏木陽介さんの撮影が最後になるということで長崎俊一監督も交えて記念撮影。夕方からは心配していた雨になってしまった。やっぱり…。しかも夜が更けるにしたがって雨足が強くなる。冷たい雨の中で義龍たち3人は上半身裸で稽古するシーンを撮り続ける。こちらはカッパを着ているのに震えてしまうほどの冷え込み。撮影が終わるころには土砂降りになった。雨のせいで照明が濡れて機能しなかったり、とスタッフのみなさんの苦労が知れました。次は晴れますように!

(text/photo:Akira Sano)
《text:cinemacafe.net》

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