内田有紀にはマンツー指導もクドカンは放置? さらに驚くべき松尾スズキ演出とは?

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『クワイエットルームにようこそ』WELCOME PARTY試写会にて(左から)りょう、宮藤官九郎、内田有紀、蒼井優、松尾スズキ
  • 『クワイエットルームにようこそ』WELCOME PARTY試写会にて(左から)りょう、宮藤官九郎、内田有紀、蒼井優、松尾スズキ
  • “天下を取ろうぜ”なたくましさで松尾監督を唸らせた内田さん 
  • “四角い目”にご注目 拒食症患者役に体当たりで挑んだ蒼井さん
演劇に小説、映画とその才能を多方面で発揮する松尾スズキが芥川賞の候補作にもなった自らの小説を映像化した『クワイエットルームにようこそ』。10月20日(土)からの劇場公開を前に、10月9日(火)、本作のプレミア試写会が開催され、松尾監督に加え、主演の内田有紀に宮藤官九郎、蒼井優、りょうという豪華メンバーが舞台挨拶に登壇した。“WELCOME PARTY”プレミアと銘打たれた本試写会。ファッションショーのような趣で内田さんから順にキャスト陣がライトを浴びながらレッドカーペットに姿を現し、最後に松尾監督が姿を見せると会場のボルテージは最高潮に達した。

主人公の明日香を演じた内田さんは「撮影に入る1か月ほど前から、監督とサシで台本を前に『このセリフはこんな感じで』という風に細かいニュアンスなどを作り込む時間を持ったんです。これはすごい幸せな時間でした」と、監督との綿密な役作りについて明かした。そして明日香の内面についても「監督は、明日香が感じる感情というものを、私が受け入れて現場に入れば思いは伝わる、ということをおっしゃってくださり、素直に演じることができました」と監督への全幅の信頼を感じさせるコメント。一方、松尾監督の内田さん評はというと「プロフェッショナルですね。約30日で全部撮らなきゃいけないタイトな日程で、内田さんは全シーンに出てるんですが、ペースを落とすことなく最後までやりきってくれました。かつて“天下を取ろうぜ”と言ってのけた(注・内田さんのCDデビュー曲は『TENCAを取ろう! 〜内田の野望〜』)だけのことはありますね」と大絶賛(?)。たまらず内田さんが恥ずかしそうに「あれは私がそう思ってたわけじゃなくて…」と反論すると、監督は「周りの大人がいろいろね」と微妙なフォロー、会場は笑いに包まれた。

明日香の恋人・鉄雄に扮した宮藤さんは、芝居のほとんどが内田さんとのやり取りだったが「やりやすかったですね。“こうする”と決まってることがなくて、一緒にお芝居を作ってるという感覚がありました。でもその前に(内田さんと)松尾さんとそんな緻密なやり取りがあったとは…」。ちなみに宮藤さんと松尾さんの間でこうしたことは「別になかったです(笑)」(宮藤さん)。内田さんへの緻密なアプローチに、宮藤さんへの放置プレイ。さらにこのあと、キャスト陣の口から驚くべき松尾演出の実態が——。

「聞いたこともないような演出が毎日ありました。ずっと撮ってきて疲れててもおかしくないのに、演出がおかしいからみんな楽しんでるような雰囲気でした」と語ってくれたのは精神病棟の患者・ミキに扮した蒼井さん。具体的にどんな演出だったかというと「『目を四角くして』とか言われました」とか。ナース・江口役のりょうさんも「松尾さんの演出は『そこ注射器持ってシャキーンと!』とか『そこ、パラパラね』とか、とっても情のある演出でした」と笑顔でふり返った。思わず監督は「単にボキャブラリーが少ない人みたいじゃん」と苦笑い。りょうさんは監督のこうした演出のたびに「インスピレーションで演じました」とのこと。その結果、りょうさん曰く「この“どエス顔”を活かした冷酷なナースになっています」。“四角い目”の蒼井さん同様こちらも見逃せない。

この日、会場に詰めかけた観客には“PARTY”の名にふさわしくクラッカーが配られ、舞台挨拶の最後には内田さんの「クワイエットルームにようこそ!」という掛け声とともに登壇者、観客が一斉にクラッカーを鳴らし、興奮さめやらぬままに舞台挨拶は幕を閉じた。

『クワイエットルームにようこそ』は10月20日(土)よりシネマライズほか全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》

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