【釜山国際映画祭レポートvol.04】カン・ドンウォンを巡る報道合戦のすさまじさ
日本でも人気の高いカン・ドンウォンだが、韓国での人気はすさまじい。釜山でお披露目となった主演作『M』(原題)の記者会見にプレスが殺到、さらに入り口にはファンもつめかけ、ちょっとしたパニックが起きてしまったのだ。
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『私たちの幸せな時間』の韓国公開以来、ドンウォンが公の場に登場するのは約1年ぶりということに加え、地元釜山出身のスターということもあり、取材合戦が過熱。さらに休日でホテルの大宴会場は結婚式で埋まっていたため、手狭な会場での会見となり、スチール・カメラマンとテレビ・カメラマンが場所取りで揉めて、現場は大混乱に。
カメラマンたちのあまりのヒートアップには、正直ビビッてしまった。なんとか30分遅れで会見は始まったが、取材陣の熱に当てられたのか、登場したドンウォンの顔には大粒の汗が。『デュエリスト』でもコンビを組んだイ・ミョンセ監督が、すかさずハンカチで彼の顔をぬぐって「美男子が台無し」と笑わせた。
『M』(原題)でドンウォンが演じるのはコン・ヒョジン(『火山高』)とイ・ヨネ(『百万長者の初恋』)の2人の女性に愛されるベストセラー作家。「成熟した大人の男を演じるのはチャレンジでした」と語る一方で、「相手役が2人とも背が高かったので、気が楽でした」と、高身長(186センチ)の彼らしい感想で場を和ませた。その後行われた上映には両親を招待し、ドンウォンが俳優になって以来初めてという親子揃っての観賞を楽しんだ。
ちなみに日本の記者会見では、テレビカメラは会場後方に設けられた台の上から撮ることが多く、また動画とスチールの撮影タイムを分けるのが通例なため、混乱はあまり起きないが(とはいえ、大物スターやスキャンダルの渦中にある人物の会見では怒号が飛ぶことも…)、釜山ではそうした区分がない。けが人が出なかっただけ良かったけど、やっぱり後味は苦いわな。
(text/photo:Ayako Ishizu)
写真は会見に出席した(左から)コン・ヒョジン、カン・ドンウォン、イ・ヨネ。