【東京国際映画祭レポートvol.07】『アース』でスクリーンの醍醐味を!

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『アース』舞台挨拶にてプロデューサーのソフォクレス・タシオリス(左)と、マーク・リンフィールド監督
  • 『アース』舞台挨拶にてプロデューサーのソフォクレス・タシオリス(左)と、マーク・リンフィールド監督
2003年に大ヒットを記録した『ディープ・ブルー』、そしてNHKで放映され驚異的な視聴率を獲得した「プラネット・アース」。環境保護が声高に叫ばれる昨今、ネイチャー・ドキュメンタリーの人気も急激に高まってきている。そんな中、前出の2作品のスタッフが再結集して製作されたのが『アース』である。特別上映作品として出品された本作のマーク・リンフィールド監督(写真右)とプロデューサーのソフォクレス・タシオリス両名が上映前に舞台挨拶を行った。

実は監督にとって、今回は2度目の来日。1度目は本編に登場する吉野(奈良)の桜を撮影しに来たそうだ。「こうした形でみなさんの前に立てることを光栄に思っています。撮影を経て、たくさんのインスピレーションを受けることができました。また撮影を終えて、この地球上にいかに、まだ素晴らしいものが多く残っているのかということ、それだけ地球が特別な場所であるということを感じました。みなさんもこの作品を観て、そうしたことを感じていただければと思います」と、作品に込めた思いは、とても大きい。

プロデューサーのソフォクレスは「プロデューサーとしては、ちょっと時間がかかりすぎたかな、というくらい時間がかかりました。この映画の製作には5年かかっているんです。ただ、とてもスケールの大きな作品ですし、それだけに、ここにいるマークと共同監督のアラステア・フォザーギルのような、経験豊かな監督でなくては作ることはできなかったと思っています」と両監督を絶賛した。

世界に数台しかない妨振装置、1秒間に2,000フレームの撮影ができる超ハイスピードカメラなどの最新機材を多く用いている本作。どうやって撮影しているのか、どこにカメラを設置しているのか、全くと言っていいほど分からない。「その“分からない”ということは、私たちが目指したことでもあるんです。分からない方が、それだけストーリーに入り込むことができますし、今回の場合も動物たちの行動パターンを決して乱さないような形で細心の注意を払って撮影を行ったんです。この映画はスクリーンで観てもらってこそ、醍醐味があると思います。ご覧になっていただければ分かるんですが、まるでその場にいるような気持ちになります。それは決して自宅の居間ではできない経験ですので“やはりスクリーンで観てこそだな”とみなさまご覧になった後に感じていただければとても嬉しいです」と撮影についても語ってくれた監督。「この映画を製作している時に私たちスタッフが味わった素晴らしい気持ちの半分でも、作品を観て味わっていただければと思います」とリンフィールド監督が話す『アース』は、2008年1月より日比谷スカラ座ほか全国にて公開される。

「東京国際映画祭特集」
http://blog.cinemacafe.net/tiff2007/
《text:cinemacafe.net》

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