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英国の正統派美形少年がティーンエイジャー・スパイに! 『アレックス・ライダー』

英国諜報機関MI6のスパイだった男が任務中に死亡。彼と一緒に暮らしていた甥、アレックス・ライダーは、自分の叔父が実はスパイだったという衝撃の事実を突きつけられる。しかも、アレックスは叔父のミッションを引き継ぐため、ティーンエイジャーの身でありながらMI6のエージェントに…。

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『アレックス・ライダー』 -(C) MMVI Film & Entertainment VIP Medienfonds 4 GmbH & Co. KG
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英国諜報機関MI6のスパイだった男が任務中に死亡。彼と一緒に暮らしていた甥、アレックス・ライダーは、自分の叔父が実はスパイだったという衝撃の事実を突きつけられる。しかも、アレックスは叔父のミッションを引き継ぐため、ティーンエイジャーの身でありながらMI6のエージェントに…。

何とも能天気な設定が楽しく、軽い気持ちでハラハラドキドキできるスパイ・アクション。叔父の隠れた意図によって幼い頃から射撃、空手、ボクシングなどの訓練を受けさせられ、スパイになるための要素はバッチリというアレックスくんが巨大な陰謀に立ち向かっていく。

この映画で注目すべきは、何といっても主人公アレックス・ライダーを演じるイギリスの若手俳優アレックス・ペティファー。サラサラのブロンドヘアに整った顔立ちは、久々にイギリスから誕生した正統派の王子様系スターだと言える。スパイルックに身を包んで体当たりアクションをこなすのはもちろん、スパイスキルの一環として(怪しげな)日本語までも披露してしまうアレックスくんに、日本の女の子たちも必ずや熱狂するはず。

作品自体は“ティーン版『007』”を謳っているが、ここはひとつ、アメリカのティーンがCIAのスパイとなる『エージェント・コーディ』と比較してみたいところ。いずれも母国では大ヒットを記録し、お茶目なコメディ仕立てと漂う青春ドラマテイストは共通。ただし、アレックスの方がコーディよりも美貌は上か。コーディくんは第2作『エージェント・コーディ ミッション in LONDON』で任務のためロンドンに赴いていたので、アレックスくんにはぜひとも(あるならば)続編でアメリカ上陸を果たしていただきたい。

《渡邉ひかる》

映画&海外ドラマライター 渡邉ひかる

ビデオ業界誌編集を経て、フリーランスの映画&海外ドラマライターに。映画誌、ファッション誌、テレビ誌などで執筆中。毎日が映画&海外ドラマ漬け。人見知りなのにインタビュー好き。

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