【東京国際映画祭レポートvol.23】宮沢りえ「愛し続ける素晴らしさを学んだ」

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『オリヲン座からの招待状』(左から)原田芳雄、宮沢りえ、三枝健起監督
  • 『オリヲン座からの招待状』(左から)原田芳雄、宮沢りえ、三枝健起監督
時代に翻弄されながらも、映画を愛し、映画館を守り続けた二人の男女の愛と優しい奇跡を描いた感動作『オリヲン座からの招待状』。10月26日(金)、特別招待作品として出品された本作の記者会見に宮沢りえ、原田芳雄、三枝健起監督が出席した。

黒いロングドレスをまとって登場した宮沢さん。「今日はありがとうございます。この機会に日本の方だけでなく、たくさんの方に観ていただけるので、ぜひみなさんの感想も聞いてみたいと思っています」と挨拶。今までいろんな役を演じるごとに素敵なプレゼントをもらったという彼女だが、「『『オリヲン座からの招待状』では、あるものを想い続けることの素晴らしさを教えてもらったなと思います。私にいくつ、そういうものがあるのかな? と思ったら、口に出して言えるほどのことはなくて。おばあちゃんになって、“この景色はずっと好きだった”とか、言えるようなものがないので、できるだけ愛し続けられる候補ができたらいいですね」と自身のプライベートと絡め、出演した感想を語ってくれた。

本作で描かれるのは、東京オリンピックの開催が決定し、日本が高度経済成長時代に足を踏み入れた昭和30年代。監督は「その頃私は大学生で、ちょうど青春時代でした」と言う。「発展していく中で、なくなっていったもの。崩れていったり、壊れたものの哀しみを美しく描けたと思います」と、作品について説明。

加瀬亮演じる主人公・留吉の現代の姿を演じた原田さんは、「僕らの時代には、映画館は地域と非常に密接な関係にありました。今、このような小さな映画館はポツポツと失われているものではありますが、この映画はそのような映画館に対するオマージュだと思います」と過去をふり返りながらコメント。「館主をやらせていただいたんたんですけど、やはり自分は映画のはしくれであって、“映画人”だという自覚を持ちました」と語り、映画への想いを強くしたようだった。

豪華なキャスト陣に加えて、京都の美しい季節の移り変わりや西陣織、蚊帳の中の儚い蛍といった日本の伝統美も見どころの『オリヲン座からの招待状』。海外からの反応も気になる本作は、11月3日(土・祝)より全国にて公開される。

「東京国際映画祭特集」
http://blog.cinemacafe.net/tiff2007/
《text:cinemacafe.net》

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