「メロドラマは苦手!」と笑う黄川田将也が最新作『仮面ライダー』を語る

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『仮面ライダー THE NEXT』黄川田将也 photo:Shinya Namiki
  • 『仮面ライダー THE NEXT』黄川田将也 photo:Shinya Namiki
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1971年にTV放映が開始され、社会現象をも起こした「仮面ライダー」。その後、様々なライダーたちが人気を博したが、2005年に原点となる最初の仮面ライダー、1号と2号が『仮面ライダー THE FIRST』で復活。そして、その続編となる『仮面ライダー THE NEXT』で1号・本郷猛を演じた黄川田将也に話を聞いた。

今回、2年ぶりの仮面ライダーに扮した黄川田さん。「まずは嬉しかった」と語る。
『仮面ライダー THE FIRST』のあとで、監督や宣伝をやってくださっている方たちに“『SECOND』をやろうよ”って僕が言っていたんです。それが現実になって、一つの作品で続編ができるなんて、幸せですよね。実は僕自身もリアルタイムで『仮面ライダー』を見ていたわけじゃないんですよ。そんな僕でも知っていた“本郷猛”は、それだけ大きなヒーロー像なんですよね。ただ、演じてみてやっぱり“ヒーローってこうだよな”って改めて思いましたね。自分を犠牲にしても人を守るとか、当たり前のことだけどなかなかそういうことを表現できない作品が多い中、こうストレートに…、恥ずかしいセリフも結構ありましたけどね(笑)。役者として、というよりも男として憧れるというのはあります」。

これまで黄川田さんが演じてきたキャラクターはどちらかというと、どこか王道から外れたものが多い。だが仮面ライダーはいわゆる王道だ。
「違和感はありありでしたね。王道って多くの人に納得してもらわなきゃいけないんですよね。そうじゃない役のときって『あ、そうきたか、こうきたか』っていろいろできるんですけど、やっぱりみんなが思うヒーロー像やかっこいい男のときって、なんとなく方向は一緒だと思うんですよね。“仮面ライダー”だから、小さい子にはもちろん『かっこいいな』って思ってほしい。でも本郷猛って、いまの30代から40代の大人の人が小さいときに見て育ったヒーローでもあるので、そういう年代の人たちにも納得してもらいたい。だからリアルな芝居だけではダメなのに、映画だからついリアルさを求めてしまったり、葛藤はありましたね」。

そうした葛藤は監督との話し合いで解決していったそうだ。
「僕は作品を作っている間は、監督とずーっと話してるタイプなんです。しかも自分のキャラクターを理解して、納得がいかないとセリフが出てこないので、監督に『何で出てこないの?』って聞かれると、『僕はこう思うから出てこないんですけどどうですか?』って、どの作品でも聞いちゃうんです」。

こうしてインタビューしていても、どうしてもこうした“ヒーローもの”とは違うところにいるイメージの黄川田さん。「前作は脚本に惚れて出演した」と言う。
「正直、そのときも結構悩みました。周りの方がどう思われるかは分からないですけど、それで嫌な思いとかはしたことないですし、自分の残した作品だし誇りに思ってます。確かに、そればっかりになったら…というのはありますが、映画で思い切りできるなら、やらせていただきたいという感じなんですよね」。

「ギャップが好きなんですよ、何でも。洋服でもそうですし、音楽でも人でも。だから“自分とは相当ギャップがあるなあ”という役をやろうとすればするほど興奮するというか。その分相当悩むんですけど、でもどこかで楽しんでる自分もいたり。この体、この黄川田将也という体を使って、何か面白いものができないかな、ということを考えると“おぉー、楽しみ楽しみ”って思うんです」と笑う。

今後はどんな“ギャップ”を見せてくれるのだろうか?
「今まで、“陰”なところをやろうとしてたんですけど、僕の表現の仕方ってどこか柔らかいところがあるんです。その柔らかさが全くない役っていうのはやってみたいですね。トゲトゲしてるんだけど、やっぱり人間だから丸みがある、という方向に持っていってしまいがちなんですよ。そうじゃなくて尖ったところしかない、どこ触っても『イタタタ。あれ、どこか丸いところはないのかな?』という扱いづらい役をやってみたいです。『全くもって共感できない。何これ?』っていう役」。

「人が見て『おぉ? これって黄川田将也なの?』って分からなくてもいいんです。みんなにとってギャップを感じられる役だったらいいな」と言うので、メロメロのラブドラマを提案すると…。「いや、そっちは苦手なんですよね…」と恥ずかしそうに笑う。ファンとしては、見てみたいところなので、ぜひ、お願いします!

《photo:Shinya Namiki》

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