国内賞レーススタート! 加瀬亮主演の『それでもボクはやってない』がまずは2冠!
毎年年末、国内映画賞レースの先陣を切って発表される、報知新聞社主催の報知映画賞。第32回目を迎える今年の受賞作品が11月27日(火)に発表され、彩り豊かな作品からの受賞者たちが並んだ。
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数多くの作品の中から邦画部門における最優秀作品賞に選ばれたのは、『Shall We ダンス?』での受賞以来11年ぶりとなる周防正行監督の『それでもボクはやってない』。徹底的なリサーチによって「痴漢冤罪」という斬新なテーマを見事に描き、迫るアカデミー賞の日本代表にも選出された本作。裁判を戦う主人公を演じた加瀬亮も最優秀主演男優賞を獲得し、2冠を制した。『硫黄島からの手紙』や来年公開の『TOKYO!』(仮題)など海外作品への出演も続く加瀬さんの今後の活躍にも注目が集まる。
最優秀主演女優賞に輝いたのは、『夕凪の街 桜の国』で被爆体験による心の傷を抱えながらも生きる女性を、繊細に演じ上げた麻生久美子。
続く最優秀助演男優賞は、『しゃべれども しゃべれども』で落語の師匠、そして『舞妓 Haaaan!!!』ではお茶屋遊びに通ずる社長役と、作品にスパイスを効かせる役どころを演じた大御所・伊東四朗。また助演女優賞は、カンヌを沸かせた『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』から、癖のあるキャラクターたちの中にあって静かに、しかし確実にその存在感を示した永作博美が受賞した。
さらに、『天然コケッコー』の主人公・そよ役で瑞々しい演技を見せ、今後も話題作への主演が続く夏帆が最優秀新人賞を獲得。本作で淡い恋の模様をやさしく描く一方で、同じ田舎町という設定でありながら『松ヶ根乱射事件』では少し毒のあるテイストで、市井の人々の日常をユーモアたっぷりに描いた山下敦弘が、最優秀監督賞を受賞した。
残る最優秀海外作品賞は、惜しまれながら昨年逝去した巨匠ロバート・アルトマンの遺作となった『今宵、フィッツジェラルド劇場で』に贈られた。
同賞を皮切りに、ブルーリボン賞や毎日映画コンクール、そして日本アカデミー賞など国内映画賞レースがスタート。その行方から目が離せない!
受賞作品および受賞者は下記の通り
最優秀作品賞(邦画):『それでもボクはやってない』
最優秀海外作品賞:『今宵、フィッツジェラルド劇場で』
最優秀監督賞:山下敦弘(『天然コケッコー』、『松ヶ根乱射事件』)
最優秀主演男優賞:加瀬亮(『それでもボクはやってない』)
最優秀主演女優賞:麻生久美子(『夕凪の街 桜の国』)
最優秀助演男優賞:伊東四朗(『しゃべれども しゃべれども』、『舞妓 Haaaan!!!』)
最優秀助演女優賞:永作博美(『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』)
最優秀新人賞:夏帆(『天然コケッコー』)
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