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平和への願いを込めて… 『サラエボの花』、ボスニア支援への募金を開始

ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争終結から12年、いまなおその傷跡の残るサラエボの街を舞台に、母娘の愛を描いた『サラエボの花』。2006年度のベルリン国際映画祭で喝采を浴び、グランプリを受賞した。このたび上映館の岩波ホールでは、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)が行っているボスニア・ヘルツェゴビナにおける女性への支援活動に向ける募金の呼びかけを実施している。

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『サラエボの花』
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ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争終結から12年、いまなおその傷跡の残るサラエボの街を舞台に、母娘の愛を描いた『サラエボの花』。2006年度のベルリン国際映画祭で喝采を浴び、グランプリを受賞した。このたび上映館の岩波ホールでは、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)が行っているボスニア・ヘルツェゴビナにおける女性への支援活動に向ける募金の呼びかけを実施している。

1992〜95年の3年間にわたって続いたボスニア・ヘルツェゴビナ紛争。死者20万人、難民200万人という被害を出したこの紛争により、故郷を追われ傷を抱える人々がいる中で、数多くの女性が家庭内暴力、または人身売買の被害を受けた。いまなおトラウマを抱える彼女たちが、安全の確保された避難所で心身の安定を取り戻し、一日も早く自立した生活を送れるように支援することが、UNHCRの目的である。岩波ホールでは、今年3月に公開された『約束の旅路』においても難民支援の募金の呼びかけを実施し、UNHCRの活動に大きな関心と共感が寄せられたが、今回はそれに続く活動となる。

先日、脳梗塞に伏して現在入院中のサッカー日本代表監督のイヴィッツア・オシム氏もこの紛争の被害者のひとり。病に倒れる3日前の11月13日、彼は本作に向けてメッセージを贈っている。「我々はいまだに、そのような場所で紛争という悲劇が起きたことによって、殺戮や武装兵士による集団レイプ、諸々の憎悪に満ちた行為が繰り広げられたことを信じがたいと同時に、このような事実を決して忘れ去ってはならない」。ユーゴスラビア代表の監督在任中に家族が戦場に囚われるという経験を持つ彼の、この深く重くのしかかる言葉の全容は、公式ホームページにて読むことができる。

『サラエボの花』は岩波ホールにて2月8日(金)まで公開予定。募金活動も映画公開期間中、同劇場にて実施している。

『サラエボの花』公式サイト
http://www.saraebono-hana.com/
《シネマカフェ編集部》

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